【撮影：2008年11月9日　東名高速道路　港北パーキングエリア】

HR31 オーテックバージョンを見かけてから車に戻ろうとした時、見覚えのある、でも何か雰囲気の異なる白いR32 スカイラインが私の視界に入りました。
ワイドフェンダーなので恐らくBNNR32であろうと思った程度。

でも、近づいてみるとその車はただのBNR32ではなかったのです。

ZERO R
HKSが製造したBNR32ベースのコンプリートカー！世の中にほんの数台しか存在しないはずの激レア車だったのです！

たまたまオーナー氏がいらしたので、お話を伺うことができました。
まずはボンネットを開けていただきます。

RB26DETTをチューニングした上、補機類をアップデートしています。

HKSのパーツのみならず、NISMOのパーツもふんだんに使用しているようです。サージタンクはもとより、タワーバーもNISMOでしょうか？

リアの造形は「ZERO R」特有のもの。二本付きだしマフラーに標準車とは明らかに形状の異なるリアバンパー。

フューエルリッドもまた独特な形状になっています。

メンテナンスの関係でHKS本社に預けていたというこの車。私より一足早く、ご自宅のある関西方面に出発していきました。
GT-R マガジンなどで見ていると「モンスターマシン」という印象がとても強かったのですが、実際目の前を走る「ZERO R」を見ると、それは単なるモンスターではなく上質な大人のクーペ。もちろん「モンスターマシン」としての能力は備えているのですが、それを前面に出すわけではない、そういった印象を受けました。