建物の外に出ました。
日光の紅葉といえばいろは坂や奥日光、そして東照宮などが有名ですが、ここ、日光金谷ホテルだって素晴らしいものです。赤、黄、緑。様々な色が趣のあるこのホテルに彩りを添えているのです。

さて、日光金谷ホテルの施設や紅葉、食事をゆっくりじっくり堪能して、自宅に帰ろうと車に向かう途中、小さな「展示室」を見つけました。

ふと気になって中に入ってみると、そこはタイムスリップしたかのような世界が詰まっていました。
敷地内に蔵があります。そこには戦時中アメリカ軍に接収された時に大切な調度品を取り上げられないように隠し込まれていたんだそうです。
そうした、本当に古き良き日光金谷ホテルを思い起こさせるさまざまなものが展示されていました。
展示室「金谷の時間」と名付けられたその場所は、竜宮「観覧亭」で開かれていた蔵出し写真展と同様に、先人達の想いを感じ取られる場所でした。

今度は敷地の外、国道沿いにやってきました。
ここにあるのは日光物産商会。これまで何度も前を通っていましたが、ゆっくり眺めたことはありませんでした。

ここも由緒ある場所で、かつては日光金谷ホテルが経営していたんだそうです。よく見ると、見事な彫刻も施されています。