昔日の想い出2009_026
2009/8/9(日)【盛夏の頃の神宮外苑】
毎月通っている青山墓参。最近は墓参の後にカメラを持って、神楽坂や谷中・根津を訪れていました。
「今月はどこへ行こう?」と考えた時、真夏の神宮外苑を訪れたことがない異に気づいたのです。
青山霊園から徒歩圏内の神宮外苑。「いつでも行ける」という想いがあったのでしょう。黄葉の頃に歩く程度でした。
青山通りを少し歩くと、道路標識に「神宮外苑」の文字が見えてきます。
こんな看板があったんですね。今更ながら知りました。
あいにくの曇り空ですが、盛夏らしい濃い緑の葉を茂らせたイチョウ並木が見事です。
この並木道が、夏の強い日差しから我々を守ってくれるんですね。見た目にも涼しげです。
曇り空ながら気温も湿度も高く、ムッとくる空気感にうんざりしたこの日ですが、イチョウ並木の中を歩くとそんな不快な感覚は和らぎ、むしろ心地いい空気に満ちていました。
黄葉の頃にはここが黄金色に染まるのです。そして落ち葉の絨毯がここを歩く人たちの足下に柔らかな感触をもたらしてくれます。
1926(大正15)年の竣工以来、ずっとずっと手入れされてきた見事な形のイチョウ。本当にきれいな円錐形です。
この時は一部が歩行者天国になっていました。こんな事をして楽しむ団体もいました。
パフォーマンスと言うより「練習」「エクササイズ」のようでしたが、傍目にも楽しそうでした。
道路を挟んで反対側を眺めてみました。このアングル。私にとっては思い入れのあるアングルでもあります。
イチョウ並木を歩ききったあたりから国道246号方面を眺めてみましょう。
ただまっすぐに並木道を造るのではなく、遠近法を上手く利用して設計されています。
この並木の先には聖徳記念絵画館があります。
青山通り入口からイチョウ並木を眺めると、その先にある絵画館とがバランスよく、配置されているのがよくわかります。
それでは、今来た道の反対側を歩いて青山通りに戻ります。
上を見上げると、涼しげな緑色をしたイチョウの葉が茂っていました。
曇り空だからこそのモノトーン風な眺め。イチョウの葉ってシルエットになってもいいですね。
ここのイチョウ並木は、季節によってさまざまな表情を魅せてくれるようです。
黄葉の頃しか足を運ばなかったのですが、もっともっと足を運んでみようと思えた時間でした。
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