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HCR32 加工日記

社外フォグランプ取り付け

バンパー換装に伴ってフロントフォグランプを取り外した私の車。
現在は後期純正オプションのプロジェクターヘッドライトのみとなっています。

以前、夜間走行の時には必ずと言っていいほどフォグランプを点灯させていました。その理由は「暗い」から。

R32スカイラインのプロジェクターヘッドライトは暗いことで知られています。前期車と中後期車とでヘッドライトの形状が異なるのも、その問題点を少し改善させるためでしたが、結果的に十分な対策とは言えませんでした。
時としてヘッドライトをつけているのかつけていないのかわからないほどの暗さ。
ものすごい大雨の時なんて本当に何も見えなくなるほどですよね。私がフォグランプ装着にこだわっている理由もそこにあるのです。

では、そのフォグランプはどんなものを取り付けるか。色、デザイン。いろいろ悩みどころはあります。
とりあえず私がこだわったのはデザイン。BNR32純正オプションっぽくナンバープレートの両サイドに取り付けようと思っていました。
そうして色々と検討した結果、選んだのはPIAAの004シリーズ。バルブの色や本体の色などで3種類販売されていました。

私が購入したのは004Xという、バルブはクリアでリフレクターがブルー、ボディカラーはブラックというものです。
それまでバルブは「プラズマイオンイエロー」か「エクストリームホワイト」の線で検討していました。

イメージ 1

「じゃあなんで?」という事になるわけですが、今回購入したのは、その004Xというフォグランプユニットだけではありません。
同時にプラズマイオンイエローのバルブも購入したのです。

イメージ 2

実はこういう事なのです。

PIAAの004シリーズは3種類ラインアップがあります。
照射光は上位モデルからプラズマイオンイエロー、エクストリームホワイト、スーパーホワイトの3種。
リフレクターは上位モデルからシルバー、シルバー、ブルー。
そしてボディカラーは上位モデルからシルバー、シルバー、ブラック。
私の車はボディカラーがガンメタなので、フォグランプ本体の色もシルバーより色合いが近いブラックにしたいのです。ところが照射光を優先させるとフォグランプ本体のカラーはシルバーになってしまう。

悩みました。照射光の色を諦めるか、ボディカラーを諦めるか…
そんなとき、ふと思いついたんです!

「レンズがクリアならバルブをプラズマイオンイエローにすればいいんじゃない?!」

リフレクターのブルーさえ我慢すれば、照射光もボディカラーも希望通りになります。
ということで「PIAA 004X+プラズマイオンイエローのバルブ」という組み合わせとなりました。

2007年8月10日。これらオーダーしたパーツが届きました。バルブは商品到着後すぐに交換を済ませましたが、お盆休みを挟むこともあり、作業はしばらく保留…
バルブを交換して再びパッケージの中へ。リフレクターに黄色いバルブの色が移り込んでいますね。

イメージ 3

取付作業を完了したのは8月25日のこと。今回はDIYではなく、近所のディーラーでした。それも普段お世話になっている方ではない別の店舗。

今回のフォグランプ取り付けのポイントは、純正ハーネスを使用して取り付けるということ。購入したフォグランプキットには専用のハーネスがありましたが、私としては純正のフォグランプスイッチを使用したかったので、純正ハーネス使用にこだわったのです。
これだけならDIYでもできそうでしたが、光軸調整などもあるので、今回はプロの手に委ねることにしたのです。

朝一番に入庫し、丸一日、閉店間際に作業が終了しました。
作業終了の連絡がこなかったので18時半頃に電話を入れたところ、「19時頃に終わりそうです」との返事。なのでその頃に到着するように時間を見計らって自宅を出発。
お店に到着すると、ちょうど作業が終了したところで、作業ピットから屋外駐車場に移されていたところでした。早速フロントを見てみると、

見た目もいい感じ!

店内で説明を受けました。
「結構眩しいので少し下向きにしていますが、好みで調整して下さい」
そうなんですよね。フォグランプって結構眩しいので上向きにすると前の車や対向車に迷惑をかけます。
まあ、「好み = 更に下向き」と理解しています。

支払いを済ませて車に戻り、フォグランプを点灯させてみました。

やっぱり黄色いし眩しい!

「最初青だと思ったんですけど黄色だったんですね」
そうなんです。このフォグランプ、リフレクターは青いんですが、バルブをプラズマイオンイエローに換装しているので、照射光は黄色なんです。

イメージ 4

帰宅してから改めて点灯させてみました。
やはり明るいですね。それに、今の状態だとハイビームより少し手前を照らすような感じでしょうか?もう少し下向きにした方がいいかもしれません。
でも、おかげで雨の夜にも安心して巡航できそうです。R32純正オプションのプロジェクターフォグランプも思ったより明るくありませんでしたから…

照射光の色ですが、見る角度によって黄色みが違うんですね。斜めから見ると黄色が強いのに、正面に近づくと黄色が弱くなるというもの。なかなかいい感じです!

ところで、今日はヘッドライトのお話も伺うことができました。
R32のプロジェクターヘッドライトというと、運転席側のリフレクターはシワシワが発生するのに助手席側はシワシワがないという不思議な現象があります。
聞けば、この現象はR32だとほぼ必ず生じる現象だそうです。原因は色々あるようですが、ひとつの要因としては通気性の問題が上げられるんだそうです。

なんでも運転席側より助手席側の方はヘッドライトユニット周辺の隙間が少し大きいんだそうです。
つまり、通気性がいいので冷却効果も生まれるわけで、その結果、熱くなりやすい運転席側のリフレクターにはシワシワが発生しやすくなるんだとか。
一見すると同じに見えてましたが、違うんですね。
さて、肝心の照射光は、こんな感じです。
この時点では、イメージより少し上向きだったのです。ハイビームと変わらないほどでした。この状態だとやたらと点灯させるわけにはいきません。前車や対向車に迷惑を掛けます。
ということで、後日調整をしてみました。

イメージ 5

ガレージ内での調整です。
車の出入りがなくなった深夜、駐車区画から通路に出しての作業です。目の前にあるアパートや塀に当たる照射光を目安にしてみました。
まず、ヘッドライト(Low)のみ。

イメージ 6

そしてフォグランプを点灯させました。ハイビームではありません。
随分光軸が上を向いています。アパートへの光の当たり方でもわかりますが、すぐ傍に停まっている白いトラックでもそのまぶしさがよくわかります。

イメージ 7

少し下げてみました。たしかに光軸は下がりましたが、まだ眩しいことには変わりません。

イメージ 8

思い切ってもっと下げてみると、遙か前方まで光は届いていませんが、手前はしっかり照らし出されています。
激しい雨の夜、路面の白線がしっかり見えるようになっていればしめたものです。

イメージ 9

暗いことで知られるR32のプロジェクターヘッドライト。
これを解決するために色々な対策を講じているようですね。プロ目→角目への換装。プロ目4灯点灯(問題ないのかな?)。HID化。
HCR32純正バンパーの頃はオプションのプロジェクターフォグランプを使用していましたが、バンパー換装後、しばらくはフォグのない状態で走行していました。
ただ、フォグを点灯しないで視界の悪い道路を走るのはやはり怖いのです。いや、ヘッドライトが明るければいいんですが…
そう言った意味でも今回のフォグランプ取り付け&調整は、私の車にとってはとても重要な作業だったと思います。
でも、根本的な解決ではないですね。やはりHID化による輝度アップが必要でしょうか。
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