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HCR32 加工日記 front bumper sp 009

レインフォース 交換しようとしたものの…

2007年春、HCR32後期純正メッキグリルの補修に精を出していた頃。
ちょうどネットオークションでいろいろなものを落札し始めていたんです。
アーシングキット、タワーバー2本などなど…
そんな中、BNR32純正レインフォース(ニスモダクト用加工済み)も落札していたのです。
BNR32純正(風)フロントバンパーを取り付けるにあたって必要なのが、このレインフォース交換。
ネットオークションで落札した当時はまだ「BNR32風」狙いで考えていました。
レインフォースとは、簡単に言えば骨組みのようなものです。
このレインフォース、タイプMに取り付けられているものとGT-Rに取り付けられているものとで若干形が違います。
GT-RのバンパーをタイプMに取り付けるには、標準で付いているレインフォースを大胆にカットするか、GT-R用のものに交換するかのいずれかを選択しなければなりません。
ここで私が選択したのは後者、GT-R用のものに交換するということでした。
理由は至極簡単で、標準で付いているものを加工したくないだけでした。

商品落札から引き取りまでの流れも特徴的で、手渡し可能か尋ねると、「今からならいいですけど…」との回答。
ということで、オークション終了から約2時間後には私の手元にやってきたのでした。
部品番号62030-05U31
中後期の標準車用です。

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ただし、ニスモダクト取り付け用の切り欠き加工が施されています。私にとってはこれが好都合。
一番いいのはニスモダクト用の切り欠きが施された状態でデリバリーされている「N1」用を入手できれば良かったのですが、これでも十分です。

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結構錆が見られます。
錆落とし剤で処理をした上で、サフとガンメタの塗料を吹き付けておく予定です。

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レインフォース本体正面にも部品番号が刻印されていました。
ラベルとは違うようですが、どうもレインフォースの各部ごとにまた番号が打たれているようです。

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それではレインフォース交換作業に入ってみましょう。
まずは作業開始直前のフロントマスクです。もう何年も見慣れた顔つきです。

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まずはフロントグリルとウインカーの取り外し。結構簡単でした。
特にフロントグリルはGT-R純正横桟グリルと、タイプM後期純正の(元)メッキグリルは、2007年4月の自家塗装以来の取り外しですからね。

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続いてバンパー本体を取り外します。こちらも意外と簡単でした。
最初こそ少し手間取りましたが、慣れれば非常に簡単に作業ができると思います。

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続いてフォグランプ取り外し。
これも意外と簡単でしたが、本体と配線を分離する時に少し気を遣いました。
ここで断線させてしまったら新しいフォグランプを取り付ける前に余計な作業が増えてしまいます…

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この次に、いよいよレインフォースの取り外しです。まずは作業がしやすそうな運転席側から。
真横から見るとこんな感じ、随分空間があって作業がしやすそうです。WEBサイトや整備要領書を見ながら、少しずつ作業をしました。

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同じく運転席側。
レインフォースの付け根にある方は緩めるだけでいいそうです。この画像でちょうどど真ん中にあるボルトだけを取り外します。ちなみに、この画像のほぼ真ん中、上から垂れているのはフォグランプの配線です。

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続いて助手席側。
インタークーラーがある関係で非常にタイトな空間です。
とりあえずボルトを外すことは出来たのですが、奥の方にあるナットを緩めることが出来ません!
インタークーラーやホースが干渉しているようです。。。

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とりあえずトルクレンチのソケットを替えてみることにしましたが、素人な私です。同じサイズで換えのソケットなんてあるわけがありません。
そこで思いついたのが、近所の車屋さんに尋ねてみること。
まず、メルセデスやポルシェを取り扱っている中古車屋のおじさんに尋ねました。
ところがそこにあるソケットは私が持っているのと同じくらいの長さ、これじゃ意味がありません…
次に向かったのが某外国車メーカーのディーラー。こちらには私が持っているものより若干短いソケットがありました。
ね、「若干」短いでしょ??ちなみにSnap-Onのものです!

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とはいえ、このソケットをトルクレンチに取り付けても結局作業は出来ませんでした。色々試したのですが、私が持っている工具と技術ではやっぱりインタークーラーを外さないと無理!
でも、インタークーラーを外したらどうなる?ホースがゆるんで排気漏れなんか起こしたらどうする??
ということで結論が出てしまいました。
今の私はレインフォース交換は無理
どれくらい試行錯誤したでしょう?どれくらい悩んだでしょう??
結構しぶとく悩んだ結果、レインフォースの交換は断念しました。
そうなると、直ちに復旧作業をしなければなりません。
取り外したフォグランプはともかく、バンパーを取り付け、ウインカーも元通り固定して、必要な時に走行できる状態にしました。
何度思い返しても悔しい気持ちでいっぱいですが、仕方ないですね。あとは専門職の方にすべてをお願いするしかないのです。

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