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HCR32 加工日記

4WD車用純正シフトレバーへの換装 *前編*

マニュアル車のシフトレバーをクイックシフトにするというのは定番アップデートのひとつですが、HCR32の場合、BNR32の純正パーツに少し手を加えれば流用することが可能で、それだけで随分と効果を得られるそうです。
なんでも、これだけでシフトのショートストロークかがはかれるらしく、高価なクイックシフトを購入しなくても効果があるとのことで、私もいくつかのサイトを拝見して以来気になっていました。
それらのサイトを参考にしながらDIYでやってみることにしたのです。
まずは部品の調達から。はじめの頃はネットオークションで中古品を探していたのです。相場は3,500円くらいでしょうか?ちなみに新品は6,000円くらいの値段が付いていました。
ところがふと思い出したのです。

4,000円くらいのお手軽メニュー!



ということは、純正新品買った方が安い?それともサイトの記事が古い??

で、この件について裏を取りました。
訪れたのはいつもと違う日産プリンス東京のディーラー。
「値段を調べてほしいものがあるんですけど」
そうして得た回答から判断すると…

近所のディーラーで新品を買った方が圧倒的に安い!

ということで、本当はここで値段を調べてもらうだけのつもりでしたが、勢いで発注を掛けてしまいました。

そうして手元に届いた部品群。

【シフトレバー】32839-05U11

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【スナップリング】32204-V5003(273円)・32204-V5004(221円)

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【リテーナー(タイラップ)】24216-10Y80(273円)

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このうち、スナップリングは古いもの(既に使用しているもの)をそのまま流用しました。リテーナーは新しいものを使用したのですが、正直量販店で売ってるものを使って十分でした。
ぞれでは実際の作業です。まず、HCR32純正シフトレバー。

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この状態だけを見ると、長いんだか短いんだかわかりませんでした。
比較の対象がありませんから「こんなもんだろうなぁ」といった感じです。

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作業としてはまずシフトノブを外さなければなりません。

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そして外されたシフトノブ。
nismoをはじめ多くのメーカーから社外品が発売されていますが、このノブがいいという声も多いですね。

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次にシフトカバーも取り外しました。結構汚いですね。錆も見られます。今度さび止め処理をしておこう。

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そしてシフトブーツも外しました。

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じつはここから路面が見えてます。
レバーの付け根にある黒い部分がレバーと一体化しているインナーブーツです。このブーツを下の方で留めているのがリテーナーです。結構簡単に取れてしまいました。

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再びこのアングル。少しずつ部品が取り外されていきます。

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リテーナーを取り外し、インナーブーツをめくりました。
銀色の太い円の内側に金具が2つ見えるのがわかりますか?これがスナップリングです。

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このスナップリングを外すのが大変で、ラジオペンチ2本を使って、10分ほど悪戦苦闘していました orz いや、10分程度だと短い方かもしれませんね。
なんでも「スナップリングプライヤー」という専用の工具があるそうですが、この1回の為だけに購入するのも何だかなぁと思っていたのです。

そうして悪戦苦闘した結果がこちら。上が4WD車用純正シフトレバー。下が2WD車(2000cc車)純正シフトレバー。明らかに長さが違いますね。

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そしてシフトレバーが刺さっていた部分です。

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ここでレバーの先端を比較してみましょう。

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本来はいずれも先端にプラスチック製のカプラーがついています。
左が4WD車用純正、右が2WD車(2000cc車)純正。
ところがこのブッシュ、4WD車用純正の方が随分大きくて、このままでは取り付けられないのです。
そこで、このブッシュを取り外すわけです。
ブッシュを取り外した4WD車用純正と2WD車(2000cc車)純正を比較してみると、同じくらいのサイズになることがわかります。
実際、この加工をすれば問題なく流用ができるのです。

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