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HCR32 加工日記

4WD車用純正シフトレバーへの換装 *後編*

4WD車純正と2WD車(2000cc車)純正をひととおり比較したら、今度は4WD車純正の取り付けにかかります。
まず、レバーを差し込みます。この作業は至って簡単で、レバー側に溝が入っているのと、インナーブーツに向きを刻印してあるので、それさえ間違えなければ大丈夫でしょう。

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しかし、この後が大変で、例のスナップリングは取り外すのも一苦労でしたが取り付けるのも一苦労。
硬いリングをしっかり曲げて(折るのではなく)はめこまなければなりません。この時ばかりはスナップリングプライヤーを買っておけばよかったと思ったほどです。
悪戦苦闘すること30分ほど。たまたま力の加減がよく、すこしずつはまり始めたのです。

そうして、何とか無事取り付けられました。

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この過程においては、正直JAFコールも考えたほどですが、なんとか自分の手で済ませることができました。
ちなみに、このとき軍手をしていなかったので、右手に擦り傷を負ってしまいました。
作業する時の軍手って大事ですね。
ここで念のために、すべてのギヤに入るか動作確認。動かなければ元も子もありません。
動作に問題がないことが確認できたら、予めめくってあったインナーブーツを元に戻し、リテーナー(タイラップ)で固定するわけです。

ここでリテーナーを比較してみましょう。
左が今回買ったもの、右が元々付いていたもの。
なんでこんな長いの???

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それはさておき、インナーブーツをリテーナーで固定しました。この時点で基本的に走行が可能になったわけです。
とりあえず試運転するために、シフトノブだけを取り付けてみました。不思議な光景ですが、この状態で近所の幹線道路を走ってみました。

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この段階で簡単な操作感が実感できました。
たしかにショートストロークですね。各ギヤへの動きが小さくなったのがよくわかります。特に、4速から5速への動きで実感できました。
ひととおり動作確認ができたので、ブーツ、シフトカバー、シフトノブの順番に取り付けます。
シフトカバーには白いプラスチックのパーツが取り付けてありました。これはじゃまになるので取り外しておきます。

そうして作業終了。

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サイドブレーキとの関係を見ると一目瞭然、短くなりましたね。

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2DINオーディオのフロントベゼルを開けた状態でも撮影してみました。ギアは1速に入れてあります。
これでシフトノブとオーディオのフロントベゼルが干渉することもなくなりました

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後日、「ブーツの上の方もタイラップで固定しておかないと、夏は暑く、冬は寒くなります!」との記述を見かけました。それを参考にして、ふたたび作業を実施しました。
シフトノブとカバーを外した状態。ブーツとレバーの間に隙間があるんですね。

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そこで、ブーツを押し込み、シフトレバー本体との隙間をなくすようにしました。

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そしてタイラップで固定。

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さて、すべての作業を終えた時点で少し走ってみました。
今回は首都高新宿線〜都心環状線〜池袋線〜外環道を経由し、新倉PAに向かうルート。
若干短距離ですが、じつはシフトレバーの操作を頻繁に行うことができる区間ばかりです。
特に首都高新宿線や池袋線は、カーブが多い上にクルマの量も多いので、私の場合頻繁にシフトチェンジをするのです。

で、肝心の感想です。
甲州街道での試運転でも感じましたが、シフトレバーの動きが小さくなったので、クラッチを切ったりつないだりする間隔も短くなったような気がします。
また、4速から5速にシフトチェンジする時、特に効果が体感できました。これはいいですよ!
敢えて難点をいうとしたら、シフトの動きが少し硬くなったかなという印象があります。
ニュートラルの時、シフトレバーを左右に動かす癖があるのですが、その時「あ、短い」の他に「あ、硬い」と感じました。
でも、この程度はすぐ慣れてしまうでしょう。
現在2WD車(2000cc車)純正シフトレバーのままで、クイックシフトに憧れるけど高価な社外品は手が出せないという方にはお薦めです。
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