【撮影：2007年2月10日　新宿駅7番ホーム】

毎週土日と祝日、新宿駅を7時50分に出発する特急列車があります。中央線から総武線を経由して内房線の千倉まで向かう「新宿さざなみ」。

普段はE257系500番台で運転されているのですが、2月のある日、本来E257系が停まっているはずの場所に違う編成が停まっていました。

旧国鉄特急色の183（189）系

最初に気づいたのは2007年2月3日。ところがこの時はカメラを持っていなくて、しかも出発時刻の7時50分ということもあり、とても残念な思いをしたのでした。

この後調べてみると、2月10〜12日の三連休にもこの編成で運転されることがわかったので、2月10日の出勤前に狙いを定めてみました。

少し早めに到着し、廃車が進む201系や導入が進むE233系を撮影して、その時を待つことにしました。
ところが、「途中駅で線路内に人が立ち入った影響で」若干のダイヤ乱れ。本当に多くて困ってしまいます。

しばらく停車していたE233系が出発してしばらくすると、新宿さざなみが入線するとのアナウンスが入りました。
大久保側から？四ッ谷側？どっちから来るのかと思って信号を見ると、上り線用の信号は赤。
恐らく四ッ谷側の留置線からだろうと思ってカメラを向けてみると…

やってきました、旧国鉄特急色の183系。しっかり「さざなみ」のヘッドマークも掲げています。
唯一違うのは、JR東日本で「エル特急」という種別が廃止されたので、「L」をかたどったマークが印字されていない点だけでしょう。

183（189）系C2編成。JNRマークはもちろんのこと、特急シンボルマークもなくて少し物足りなさは感じますが、国鉄特急色の非貫通の183（189）系は、ほぼ全盛期のままです。

運転台横に移動しました。当然「JNR」マークもありません。でも、このヘッドライトからボディサイドに流れるひげの様な帯は、改めて見てみると絶品ですね。

この新宿さざなみは、定刻通り7時50分に千倉へ向けて出発していきました。