| この書庫のリスト |
| 前の記事 | | 次の記事 |

JR東日本 中央線 019

【桜の時の市ヶ谷にて 2008(中央快速線)】

【撮影:2008年3月30日 中央線市ヶ谷〜飯田橋間】

今度は中央快速線の電車です。
2006年12月にデビューしたE233系。随分と配備されましたね。ほとんどがこのE233系です。利用客にアンケートを実施したりして、さまざまなアイディアを盛り込んだこのE233系。
その外観は良くも悪くも「今風」。
そんなE233系も「習作」として桜と共に撮影してみました。
この場所は飯田橋〜市ヶ谷間。快速は「専用線」をノンストップで走り抜けます。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

6両+4両、分割対応のH編成ですね。

イメージ 4

209系500番台やE231系と異なり、客室ドアや乗務員室ドアにもボディと同じ帯が引かれています。

イメージ 5

桜と209系500番台とE233系。これが「今」の主流、これからしばらくの間見られる光景となります。

そしてE233系同士の交換。

イメージ 6

中央快速線の電車は、今やほとんどがE233系。こうした光景が当たり前なのです。

101系から続いてきたオレンジバーミリオンというラインカラー。しっかりとE233系にも受け継がれていますが、はやり帯だけだと物足りない気がします。
やはり私にとってはオレンジ一色のボディが「中央線快速電車」らしさを感じます。

イメージ 7

でも、もうこれが当たり前の光景になったんですね。
ただ、私自身、このE233系は乗り心地もいいしよくできた車両だと思います。201系と比べると静かだし。。。

さて、都内に数多く桜の名所。もちろんこの地を訪れたこの日、千鳥ヶ淵の桜並木も堪能してきました。でも、近くには新宿御苑がありますし、少し足を伸ばせば上野恩賜公園だってあります。
でも、あえてこの地を訪れた理由は、201系と桜のコラボを撮影したかったからです。

一昨年、中央快速線にE233系が導入されて以来、随分と置き換えが進んだ古い車両。登場は昭和54年でした。
以来、長きにわたって中央快速線の主役となっていたこの車両。今ではほとんど見かけることが出来なくなりました。

イメージ 8

かつてはボディ全体が「ラインカラー」と呼ばれる路線別の色で塗られていた通勤型電車。首都圏だと山手線のウグイス色、京浜東北線のスカイブルー、中央総武緩行線のカナリア色。そして中央快速線のオレンジバーミリオン。
関西エリアではまだラインカラー一色の電車が残っている路線もありますが、首都圏では中央快速線くらいでしょうか?
(京葉線の201系が纏うスカイブルーはラインカラーと言えないようです)
このオレンジ一色の201系と、江戸城のお堀端に咲く桜とを残しておきたかったのです。

この日はあいにくの曇り空。それでも、長時間待った甲斐がありました。新宿方面から東京駅に向かう上り列車。どうやら特別快速のようです。

イメージ 9

イメージ 10

思った通り、淡い色をした桜の花が鮮やかなボディの201系を演出してくれます。

イメージ 11

東京行きの上り列車がこの地を通過したということは、しばらく待てば同じ電車が下り列車として通過するはず。
その時を待つことにしました。

そしてやって来た下り列車。快速豊田行きでした。

イメージ 12

イメージ 13

旧タイプの大きなパンタグラフもまだ健在です。

イメージ 14

2008年4月時点で、10両固定のT編成は全廃となり、分割対応のH編成のみが残っているとのこと。

イメージ 15

約1年前、まだ本数が多かった201系をこの地で撮影しています。その時にも「これが見納めか」と思っていたのですが、なんとか現在も2〜3編成が残っているようです。中央線の立体交差工事の関係だそうですね。
でも、来年まで残っているかどうかはわかりません。本当に今年が見納めかもしれません。
なんとか、桜と201系を撮影することができてよかったです。
実はこの日、なかなかやってこない201系に少し諦めに似た感情が生まれていました。
「あと10分待っても来なかったら帰ろう」
そう思っていた矢先、市ヶ谷駅の方に見えたのがこの201系だったのです。
少し肌寒かったこの日ですが、待った甲斐がありました。

| 前の記事 | | 次の記事 |
| この書庫のリスト |
by mickie