JR東日本 埼京線 034
【205系ハエ28編成 25運用(後編)】
【撮影:2014年2月23日 埼京線 南与野駅・新宿】
2月のこの時期は、まだ日没の早さが感じられます。17時も30分をまわると目に見えて薄暗くなってきました。
つぎに205系ハエ28編成(各駅停車新宿行き 1724K)が到着する予定は定刻の17時46分より若干遅いはず。おおよそ5分程度でしょうか?
夜の帳が降り始めた17時51分、予想通り5分遅れでヘッドライトの灯りが見え始めました。
再びこの列車に乗り込み、新宿駅まで戻る事にします。
205系が登場した頃、シート生地は201系と同じくベージュや茶色だったと記憶しています。それまでの薄緑色の壁面に真っ青のシートだった103系と一線を画した、暖色系の色合いは好きでした。
それが国鉄の分割民営化の後、JR西日本は青地のものに、JR東日本は緑地のものに変わったのでしたね。
登場初期車のドア窓は201系と同じく小さなものが採用されていましたが、この車両は大型のものに「戻って」いました。
かつての103系は戸袋窓や妻窓が設置されていましたが、ステンレス製のボディを採用した205系は、その強度を確保する為に妻窓を廃止したのだと聞いた事があります。
定刻より2分遅れ、出発時より3分回復しての新宿駅到着。下車してすぐ、気になるものをチェックしました。
転落防止幌のラインカラー。埼京線の緑色が若干剥がれていて、その下地に貼られていたスカイブルーが見えています。
かつて京浜東北線の運用に就いていた痕跡ですね。
そういえばうぐいす色が見えていた編成もあったように記憶しています。
川越車両センター所属の証。
埼京線 各駅停車川越行き(1825K)。
205系というと、個人的にはこの帯と2本のビード。JR東日本の通勤形としては後継となる209系はスッキリしすぎる印象があります。
首都圏からは一足先に撤退した201系に通じるブラックアウトされた先頭車正面。
山手線や京阪神緩行線に投入された編成と異なり、埼京線や京浜東北線などに投入されたグループは行き先表示器の右側に「列車種別」を表示する機器が設置されていた様です。ただし、その機器を本来の目的通りに使用していた路線は少ないらしく、実際のところ、埼京線でも京浜東北線でも当初は「路線名」の表示がなされていました。行き先表示器のLED化が進んだ頃には路線名すら表示されなくなっていましたが。。。
川越の鐘楼と東京都庁、レインボーブリッジをあしらった大崎・新木場方に掲出された「ありがとう」ヘッドマーク。
この列車も数分の遅れを以て、新宿駅を出発して行きました。
この日の運用はこれで終了、川越車両センターに入区するはずです。
この日は短時間でしたが、お疲れさまでした。
by mickie