夜行列車 012
【寝台急行 きたぐに】
【撮影:2008年8月30日 新津駅・新潟駅】
新津駅でトワイライトエクスプレスを撮影していると、長岡方面から列車がやって来ました。
大阪〜新津間は急行、新津〜新潟間の下りは快速となる「寝台急行きたぐに」。
現在581・583系を使用する唯一の定期列車。昼行の座席列車として使用されるケースが多い中、581・583系の特徴とも言えるA寝台・B寝台を使用する唯一の列車とも言えるでしょう。
車体はJR西日本の専用色になっています。
ボディサイドにはJR西日本のロゴ、そしてKitaguni Expresの専用ロゴが施されていました。
この系列らしいボディサイド。三段式B寝台の名残とも言えるのでしょう。
7号車にはサロネ581-1が連結されていました。B6編成のようです。
元は三段式B寝台&普通座席だったサハネ581を、「きたぐに」に充当させる際に改造したとされる形式、現在は二段式A寝台になっています。
新潟寄り先頭車までやって来ました。10号車にあたります。
色合いは違えども、由緒正しき国鉄特急型の顔立ち。そして交直流用に見られる運転室上のヘッドライト。
出発時刻になり、予定を変更して急遽乗り込むことにしました。
大慌てで10号車のドアから乗り込み、座席車である大阪寄りの車両へと移動していきました。ここは8号車。三段式B寝台になっています。
新津から快速運転となる下り列車。しかも座席車は全区間自由席ということもあり、土曜日の朝とはいえ比較的高い乗車率、結局着座することはできませんでした…
新潟駅頭着後、大阪寄り先頭車の撮影をしてみました。
JR東日本車ではほとんど撤去されてしまった逆三角形の「特急シンボルマーク」は今も健在です。
そして佐渡おけさと新潟県の地図をモチーフとしたヘッドマークも掲出されています。
このヘッドマーク表示器の形状も、581・583系の特徴のひとつかもしれませんね。
急行、そして愛称のサボも使用されています。
現在、主に「きたぐに」の運用を担当する581・583系は京都総合運転所(京キト)に属しています。
この車両はクハネ581-36。
座席車として使用する時はリクライニング機構のないボックスシートなのです。
このシートが特急用の座席としては不十分だったとの話も聞こえています。
この急行きたぐにも、将来の北陸新幹線延伸時には廃止されると言われています。
となると、この581・583系も引退の日が近づいているということなのでしょうか?
◎JR西日本 京都総合車両所(京キト) 581・583系 B6編成
←新潟方
大阪方→ |
10 |
9 |
8 |
7 |
6 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
クハネ581-27 |
モハネ583-101 |
モハネ582-101 |
サロネ581-1 |
サロ581-25 |
サロ581-25 |
モハネ582-88 |
モハネ583-70 |
モハネ582-70 |
クハネ581-36 |
B寝台 |
B寝台 |
B寝台 |
A寝台 |
グリーン車 |
B寝台 |
普通車自由席 |
普通車自由席 |
普通車自由席 |
普通車自由席 |
by mickie