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展示車両 002

【福知山駅前のC11】

【撮影:2008年8月14日 福知山駅前】

東京から北陸、山陰を経て大阪に向かうという行程をたどったこの日、途中の福知山駅で改札の外に出てみました。
福知山駅は改良工事が進められていて、JR線は既に橋上駅となっています。

駅前に出ると、そこにはとても大きな展示物がありました。1933(昭和8)年製のC11形蒸気機関車です。

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そして、機関車だけではなくターンテーブル(転車台)も移設されていたのです。

C11 40号機は1933(昭和8)年に川崎車輛株式会社で製造され、小型機関車として力も強く、前後進が自由にできて方向転換する必要もないことから短区間運転用として重宝され、日本国有鉄道福知山機関区に配属となった。
1944(昭和19)年から1956(昭和31)年まで篠山口と福住とを結んでいた篠山線を走っていた。1972(昭和47)年から篠山市旧丹南町公民館で展示されていたが、2007(平成19)年1月に「鉄道のまち福知山」のシンボルとして展示するため移設された。

転車台は、蒸気機関車などの方向転換や扇形車庫への入出庫を行う施設として1936(昭和11)年福知山機関区(福知山電車区のルーツ)内に設置され、1972(昭和47)年頃までその役割を果たしてきたが、福知山駅付近連続立体交差事業により扇形車庫などの施設撤去を行うにあたり、当時を偲ぶ代表的施設として保存することになった。
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少し高い位置に設置されたターンテーブル上のC11。威風堂々とした姿に見えます。

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真夏の青い空の下、お化粧直しされたであろうその姿は今にも煙を吐き出して前進しそうな雰囲気を持っています。

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この個体はデフレクターからボイラーへと伸びるアーチ状の支えが特徴なのでしょうか?

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まだ新しい福知山駅の駅舎とかつてこの周辺の輸送を担った機関車。新旧の対比が感じられました。

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by mickie