2009/8/29(土)【磐越西線を北へ(その3)】
日出谷を出ると、白い煙を吐きながらススキの脇を力強く走り抜けていきました。
すでに8月末。まだまだ暑い日が続いているとはいえ、すでに秋の足音は近づいているのです。
阿賀野川には赤い橋、船渡大橋がかかっていました。緑の中に赤い橋が鮮やかに目立っています。
そして津川に到着しました。ここ、津川地区では毎年5月に「狐の嫁入り行列」という祭りが催されているそうで、祭り当日は街全体はもちろん、警備に当たる警察官や津川駅の駅員まで祭用のメイクが施されるほどです。
ここで整備も兼ねてしばらく停車します。まずは12系客車の最後尾を眺めてみて…
先頭の方に向かってみます。駅構内の柱は昔ながらの木製。今ではこうした電柱も街中では見られなくなりましたね。
峠越えに備えた整備。そして石炭の補給が行われています。
そして機関車はこの先の無事な運行に備え、一時の休息を得ています。
随分と日が暮れてきました。晩夏ともなると日が暮れるのも早くなりますね。すでに少しずつオレンジ色に染まり始めています。
津川を出ると、新潟の田園風景が広がっていました。日本有数の米所です。
空には月が見え始めていました。
五泉を通過する頃には随分と薄暗くなり、
新津では真っ暗になっていました。
暗闇の中を走る列車。対向列車の灯りでしょうか?12系客車を照らしています。
そして、定刻通り列車は新潟に到着しました。
SLばんえつ物語と一部の列車を担当するC57-180。
静態保存されていた間も丁寧に整備されていた甲斐があって、現在も力強く走行することができます。
大変とは思うのですが、ぜひぜひ、これからも走り続けてもらいたい列車ですね。
by mickie