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2006/11/5(日)【早朝の奥日光 戦場ヶ原】

年々色づきが悪くなっているという日光の紅葉。年々「きれい!」と思えなくなっている気がします。車のトラブルがきっかけとなり、3週連続で日光を訪れることになりました。
2006年11月5日。午前2時前に自宅を出発しました。いつものように夜中の移動です。
日光宇都宮道路の清滝ICを通過し、第二いろは坂入り口に到着した時もあたりは真っ暗でした。
ふと空を見上げると、真っ暗な空に明るい月。夜が明ける前に戦場ヶ原に到着すべく、休憩もそこそこにいろは坂を登っていきました。

明智平を通過し、中宮祠の中禅寺湖畔にたどり着いた時、一度車を止めて空に輝く月を撮影してきました。 方角があまりよくないですが、中禅寺湖に映る月が明るいですね。

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中禅寺湖を早々に出発して、最初の目的地である戦場ヶ原を目指しました。
三本松茶屋の駐車場に到着した時もあたりは真っ暗。そこそこ車が停まっていて、行楽客も結構いたのには驚きました。
でも、あたりは凍えるほどの寒さなのです。

そんな寒い中、三本松茶屋の傍にある戦場ヶ原の展望所に向かいました。空にはオリオン座。
カメラをセットして、撮影に挑戦です。

なんとかオリオン座を撮ることはできたものの、思ったようには撮れませんでした。星空の撮影って難しいですね…

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しばらくすると少しずつ少しずつ、空が白んできました。
戦場ヶ原にはもやがかかってるんですね。とても幻想的な光景です。

男体山と赤城山との戦いがあったとされるこの地も、「強者どもが夢のあと」のような趣が感じられました。

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その男体山の背後は、戦場ヶ原の方角よりも明るくなっていました。日の出の時刻が近づいています。

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午前6時前後になるとずいぶん明るくなりました。
2005年11月3日に来た時は、天気が優れず雲が広がっていましたが、2006年は予報通りいいお天気のようです。
山の向こうに広がる空は、淡いグラデーションで彩られています。

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それでも戦場ヶ原にはまだもやが広がっています。

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端から見るともやってこんな風に立ちこめるんだ

そう思いながらカメラのファインダーを覗いたり、景色を眺めていました。
地表に近いほどもやが濃いようですね。自然ってすごいですね。とても幻想的です。

このもやは、しばらく時間が経つと晴れていきました。

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時間の経過と共に周囲はどんどん明るくなってきました。

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戦場ヶ原の真ん中で寄り添うように立つ白樺。

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もやは少しずつ晴れてはいるものの、まだ少しだけ残っていました。こんな景色、ヨーロッパのおとぎ話の世界だけでなく、日本でも見られるんですね。

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戦場ヶ原の展望台を後にして、今度は三本松茶屋の裏手に回りました。男体山を見ると、びっくりするような光景が!男体山の山体の影が空にくっきりと映っているじゃないですか!
高地での日の出ってこうした光景が見られるですね。

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そんな男体山をしばらく見ていると、山体から一筋の明るい光が見え始めました。その筋はどんどん増え、大きくなっています。
太陽が現れてきました。

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