| この書庫のリスト |
| 前の記事 | | 次の記事 |
2006/11/5(日)【小田代ヶ原】

三本松茶屋を後にして、一旦神橋に向かうつもりでした。ところが、次に車を止めたのは赤沼の駐車場。
ここからハイブリッドバスが出ていて、駐車場に車を置いたまま、気軽に湿原の方に入ることができるのです。
これまで何度も戦場ヶ原を訪れていながら、一度も湿原に入ったことはありません。せっかくなのでハイブリッドバスに乗ってみることにしました。
イメージ 1
小田代ヶ原停留所でバスを降りました。
あまり長居することを考えていなかったので、帰りのバスを気にしながら周辺の景色を眺めることにしました。
それにしても人が多いのです。ツアーの一団が夜明け前から待機していたかのようです。

午前8時過ぎ、すでに日は高く昇っていましたが、朝露がまだ乾ききっていません。
あちらこちらから滴が落ちています。如何に寒暖の差が激しいか、よくわかります。

イメージ 2

ここから見られる景色、すでに冬支度が整っているかのごとく、荒涼としたものです。
でも、湿原の黄色や赤と、空の青とのコントラストがとても鮮やかに見えます。

イメージ 3

イメージ 4

それから忘れてならない白樺(シラカンバ)の木。
ここから「貴婦人」と呼ばれる有名な白樺の木が見られるんだそうで、どうやら前出のツアー客たちは早朝の「貴婦人」が目当てだったようです。
もしかしたらこの木が「貴婦人」でしょうか?

イメージ 5

さて、バスの時刻までもう少し周辺を散策してみました。
木道(遊歩道)の周辺にも白樺の木があります。青い空と白い幹が見事ですね。盛夏とは違う、晩秋ならではの景色なのでしょう。

イメージ 6

イメージ 7

さて、そろそろバスの時間。停留所に向かうことにしました。ところが、そこには長蛇の行列が…
前出のツアー客がバスを待っていたのです。

バスが到着しました。が、中型のバスに大量のツアー客が乗り込むのですし詰め状態。朝のラッシュなんて比ではありません。1人乗り込むのにも苦しそうな様子…
これはもう絶対バスに乗れません。

次のバスを待つんだったら時間的には歩いても一緒だろう!

ということでバスを諦め、奥日光国有林 小田代ヶ原から赤沼に抜ける遊歩道を歩くことにしました。
イメージ 8
ここは自然がそのまま残されています。

イメージ 9

イメージ 10

アップダウンのある遊歩道を歩くと、それだけで癒されるような気がします。比較的気温も上がっていました。耳を澄ませば風の音だけではなく野鳥のさえずりも聞こえます。手つかずに近い自然が残されているんですね。

イメージ 11

イメージ 12

野鳥だけではありません。他の野生動物も生息しているようです。鹿や熊の出没情報をあります。
「カサッ」という音が聞こえると、一瞬緊張が走ります。次は熊よけの鈴も携帯したほうがよさそう!

約40分かけて歩きました。湯川を越えると、間もなく赤沼の駐車場になります。

イメージ 13

下調べも何もないままの散策だったので、多くのことが「あれはなんだろう??」で終わってしまいました。
観光地ならそれでも十分(というか現地で情報が得られます)ですが、自然の中ではそれは無理な話。
やはり予習をした方がより楽しめるのでしょうね。

| 前の記事 | | 次の記事 |
| この書庫のリスト |
©2010 mickie. All Rights Reserved.
by mickie
サイトトップ