| この書庫のリスト |
| 前の記事 | | 次の記事 |
2007/1/21(日)【韮山、そして伊豆と箱根から眺める真冬の富士山】

三保の松原を後にして、次の目的地を考えました。修善寺にするか、他の場所にするか…
そう思って沼津から修善寺方面に南下し始めて、次に考えたこと。
「韮山の反射炉に行ってみよう」

名前だけは聞いたことがある韮山の反射炉。たしか幕末の頃に大砲を造るために建設された溶鉱炉のようなものだったと思います。
目立つ史跡ではありませんが、せっかくなので向かうことにしたのです。

イメージ 1

江戸時代末期に造られたこの反射炉、今は鉄骨などで耐震補強がなされています。
完璧な状態で歴史的建造物を残すことの難しさを目の当たりにしました。

この下の部分で火を燃やし、砂鉄を溶かしたのでしょうか?
イメージ 2

そして、この穴から溶けた鉄が流れ出てきたようです。
イメージ 3

これもまた、機能美ですね。
イメージ 4

突如ペリー提督が下田の港にやってきて日本国中が大パニックに陥った幕末の頃の、がむしゃらに対抗しようとした先人達の思いは伝わってきました。

中伊豆、韮山の反射炉を後にする頃には空に雲が広がりはじめていました。
そろそろ景色も期待できそうにない…
そう思って西伊豆スカイラインは断念し、韮山峠から伊豆スカイラインに入り、箱根新道経由で東京に戻ることにしました。
何度も走っている道路なのですが、見慣れた玄岳にさしかかるまで、「ここはどこだろう??」と思っていたのには自分でも不思議な気分になりました。

その玄岳、雲のおかげであまり満足のいく眺めは見られません。でも雲の上に富士山頂が覗いています。
続いて滝知山展望所に移動しました。ここからの眺めもおおよそ玄岳と変わりません。
が、眼下には丹那や愛鷹の町が広がっています。こんな曇り空の富士山を収めるのもいいかな?

イメージ 5

続いて箱根入り。天閣台から富士山を眺めてみました。

イメージ 6 イメージ 7

いうまでもなく夕日に染まる富士山なんて撮影できませんが、分厚い雲の間から顔を覗かせる富士山というのもいいかなぁ?なんて思っていました。

しかし暖冬とはいえ風も強くて寒かった1日でした。
| 前の記事 | | 次の記事 |
| この書庫のリスト |
©2010 mickie. All Rights Reserved.
by mickie
サイトトップ