名前だけは聞いたことがある韮山の反射炉。たしか幕末の頃に大砲を造るために建設された溶鉱炉のようなものだったと思います。
目立つ史跡ではありませんが、せっかくなので向かうことにしたのです。
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江戸時代末期に造られたこの反射炉、今は鉄骨などで耐震補強がなされています。
完璧な状態で歴史的建造物を残すことの難しさを目の当たりにしました。
この下の部分で火を燃やし、砂鉄を溶かしたのでしょうか?
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そして、この穴から溶けた鉄が流れ出てきたようです。
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これもまた、機能美ですね。
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突如ペリー提督が下田の港にやってきて日本国中が大パニックに陥った幕末の頃の、がむしゃらに対抗しようとした先人達の思いは伝わってきました。
中伊豆、韮山の反射炉を後にする頃には空に雲が広がりはじめていました。
そろそろ景色も期待できそうにない…
そう思って西伊豆スカイラインは断念し、韮山峠から伊豆スカイラインに入り、箱根新道経由で東京に戻ることにしました。
何度も走っている道路なのですが、見慣れた玄岳にさしかかるまで、「ここはどこだろう??」と思っていたのには自分でも不思議な気分になりました。
その玄岳、雲のおかげであまり満足のいく眺めは見られません。でも雲の上に富士山頂が覗いています。
続いて滝知山展望所に移動しました。ここからの眺めもおおよそ玄岳と変わりません。
が、眼下には丹那や愛鷹の町が広がっています。こんな曇り空の富士山を収めるのもいいかな?
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続いて箱根入り。天閣台から富士山を眺めてみました。
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いうまでもなく夕日に染まる富士山なんて撮影できませんが、分厚い雲の間から顔を覗かせる富士山というのもいいかなぁ?なんて思っていました。