HCR32 加工日記
オーディオアップデート【序章:リアスピーカーが鳴りません】
2008年の大型連休の後、自宅に戻ってきた時のこと。
リアシートにかぶせてあるnismoのバスタオルがみっともなくめくれ上がっていたので、きれいにたたみ直して本来のポジションにセッティングをしました。
この作業、普段だとオーディオを鳴らしていない状態で行っています。エンジンを切った状態が多いのです。
ところがこの時はエンジンを掛けたまま、しかもオーディオも鳴らしっぱなし。
あれ?音が出てない?!
リアスピーカーから音が出力されていなかったのです。
原因はわかりませんが、とりあえず調べるだけ調べてみよう思い、センタークラスターを開けてみることにしました。生まれて初めての作業です。
とりあえず作業前の様子。ちなみに、白い配線はiPod用の延長ケーブルで、カロッツェリアオーディオのオプションなのです。
シフトノブとシフトレバーの革製ブーツを取り外して…
いよいよ未知の領域、いくつかのねじを外して、センタークラスターも取り外します。
いろんな配線やら何やらが伸びてますね。正直すべて把握しているわけではありません…
そして、いよいよオーディオのヘッドユニットも取り外します。
配線を見ただけだと問題はなさそう。ユニットのリセットボタンを押しても変化なし。ヒューズが飛んでいるわけでもなし…
結局原因を突き止めることができませんでした。
ここで、以前から発生していた現象のことを思い出しました。
オーディオを起動させて一番最初、リアスピーカーから「バチバチバチ…」とうるさい音が聞こえていたのです。
そこで、改めてオーディオを再起動させてみると、パチパチ音がしない。
ということは、リアスピーカーを鳴らすパワーアンプ、もしくはリアスピーカーそのものの不具合?
取り急ぎ、ネットオークションでリアスピーカー用のパワーアンプを落札したのですが、どうやらそれが原因ではなさそう。
というのも、社外オーディオを使用する場合、リアスピーカーのアンプは使用せず、社外オーディオのアンプを使用するらしいのです。となると、ヘッドユニット自体の問題も浮上するわけです。
ならばということで、ヘッドユニットではなく別ユニットのパワーアンプを介してスピーカーから音を鳴らすことにしました。
そこでネットオークションで安くパワーアンプを落札することにしたのです。
2008年5月28日、そのパワーアンプが手元に届きました。今回導入することにしたのは「Carozzeria GM-3400x」という、随分と古いモデル。一応申し訳程度にケーブルも付属していましたが、断線しているのでこれは加工が必要です。
このアンプ、4chの出力に対応しています。じつはヘッドユニットも4chの出力系統があるので、このアンプからフロントとリアの両方を鳴らそうと考えています。
あと、ちょうどいい機会なので純正のまま使用しているリアスピーカーを換装します。
計画では現在フロントに入れているスピーカーをリアに移設し、フロントには新たにセパレート型のスピーカーを入れる方向で準備を進めました。
さて、今回の作業は電気系統を扱うということもあり事前の予習が肝心。ということで、再度ヘッドユニットを取り出してチェックしておきました。
carrozzeria FH-P88MDは、外部パワーアンプへの出力も2系統あります。フロント用とリア or サブウーファー用。
リアスピーカーとサブウーファーは同じ系統になっているので、将来は同じラインを分岐させるつもりです。
家庭用のオーディオシステム(いわゆる単品オーディオ)であれば、各プレイヤーやデッキなどとプリメインアンプ(またはプリアンプ&パワーアンプ)とを接続して、スピーカーをつなげば済むのですが、カーオーディオの場合そう簡単にはいきません。
クルマのエンジンスタートと連動させなければならないのです。でないと、すぐにバッテリーが上がります。
FH-P88MDの場合、システムリモートコントロールというラインがあって、これと外部ユニットを接続することでキーのオンオフと連動させられるようになります。
ところが、このラインの先端がどうなっているかというと、エレクトロタップで何かの配線と接続されているのです。
ちなみに、エレクトロタップはヘッドユニットの別のラインともつながっています。
調べてみるとこのラインはリアスピーカーへの出力系統。
ん??!リアスピーカー??
なんだかどんどん訳がわからなくなっております…
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