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HCR32 加工日記

フロントタワーバー 装着インプレッション

2007年5月13日、私の車にフロントタワーバーを装着しました。
本当なら当日中に試運転をしたかったのですが、入札していたネットオークションの終了時間の関係もあって、身動きが取れませんでした。
それで、たまたま早く帰ってこれた2007年5月14日、試運転することになったのです。

行き先は久しぶりの鎌倉・江ノ島方面。一番お気に入りのルートで走ってきました。

まず、環八通りを南下して、第三京浜に向かいます。この日の環八はさほど交通量は多くなく、快適に走れました。ここでさっそく「違い」を感じることができたのです。
時速40〜60キロで巡航していてもなんとなく安定しているのです。
以前はすぐ跳ねるような感覚がありましたが、そうしたものは感じられません。「三次元的な不安定感」がなくなり、「二次元的な安定感」が生まれたといって伝わりますかねぇ??
次に第三京浜に入ります。

ここは比較的急なカーブのランプウェイになっていて、これまではあまりアクセルを踏むことがありませんでしたが、今日はアクセルを踏んでも安心感がありました。
これがボディ剛性のアップによる効果なんでしょうか?
次に、走行車線を走る車を「気持ちいい速度」で追い越すために車線変更をします。

ステアリングを切るたびに、以前はグニャっとした感覚がありましたが、今は変な違和感を感じることなく、きびきびした動きをしてくれました。運転していて気持ちいいです。
第三京浜を走りきると、横浜新道を経由して横浜横須賀道路に入ります。

ここではいつも「気持ちいい速度」で走り抜けます。これまでは気持ちいい速度に達するまで、結構もたついていたように思いますが、今日はあっという間に「これまで以上の」気持ちいい速度に達していました。
横横道路の朝比奈ICを降りると、鶴岡八幡宮へと通じる切り通しの道を走ります。
ここは恐らく、昔からあった切り通しの道を片側一車線の自動車道路にしたのでしょう。なので比較的タイトなコーナーが続きます。さらに、山を越えるので急勾配が続きます。

交通量がいつもより多かったので、どちらかというとペースダウンしていましたが、違いは十分わかりました。
環八で感じたのと同じように、安定性を感じることができました。左右どちらかが飛び跳ねようとしても、逆サイドがそれを押さえ込むような感じ。
タワーバーをつける前ってそれだけねじれてたんだなぁと思う事が度々…
鶴岡八幡宮の正面にたどり着き、そのまま若宮大路を抜けて国道134号線に入ります。ここを江ノ島方面に走り、七里ヶ浜駅近くの某コンビニに立ち寄り、いつも通り夜の海を眺めて、ほんの少しリフレッシュ…
といきたかったのですが、若い集団がすぐ脇ではしゃいでいたので、早々にその場をあとにしました。
いつも通り江ノ島に向かい、ここでもう一度ゆっくりしようと思ったものの、やはり若い人たちのグループが多数いて、結局このまま帰途につくことに。

帰りは国道134号線をずっと走り、逗葉新道を経由して逗子ICから横横道路に入ります。釜利谷JCTから横横道路の金沢支線に入り、そのまま首都高湾岸線へ。

ご存知の方もいると思いますが、この区間って夜は比較的交通量が少なくて、ついアクセルを踏み込みがちになります。
堀口能見台周辺のカーブを通過する時、これまでは不安定感を気にしながら加速していたのですが、フロントタワーバー装着後は不安定感を感じる前にいつも(以上)の領域に達していました。
その先、首都高湾岸線を走っている間も安定感はずっと感じ続けることができます。それは、直線を走る時も車線変更をする時も同じ。
そう、それは生まれて初めて BNR32 に乗った時に感じた安定性と同じです!
さらにこんな事も実感しました。

連休前後のメンテナンスでは、クランク角センサーの交換は行いましたが、エンジン本体や吸排気系に手を加えていません。
ところが、この安定性のおかげで加速性能がアップしたかのような錯覚に陥るのです。
恐らく、これまで感じていた不安定感がない分、アクセルオンにしやすくなったことが原因でしょう。
逆にデメリットがないわけではありません。

路面のインフォメーションが伝わりやすくなりましたね。特に、高速道路の継ぎ目など。これはバシンバシンと伝わってきます。
ワイドタイヤを履いているので、これまでも比較的感じてはいましたが、タワーバーをつけることでこれまで以上に感じるようになりました。

結論


装着前から「タワーバーつけると変わるよ」とは聞かされていましたが、ここまで違いがわかるとは思っていませんでした。驚きです!
特に、今回は定評のある NISMO のフロントタワーバーを格安で購入し、あっという間に取り付けてもらったという、まさに「お手軽バージョンアップ」的加工だったので、お得感も絶大です!
ロアブレスバーやロールバーにまで手を出すかどうかはともかく、リアタワーバーくらいは検討してもいいかなと思いますね。少なくともフロントタワーバーはもう手放せません。

後日、ボンネット内にアーシングを取り付けた後に箱根を訪れてきました。
ここで東名高速からTOYO TIRES ターンパイクなどを走っての感想を整理してみます。

タワーバーの効果は先日鎌倉へ行った時に体感済みですが、この日も同様に大きな効果を体感してきました。
東名高速を走っている時の走行安定性は絶大で、直進時はもちろん車線変更時もしっかり地に足をつけて走るような感覚でした。
TOYO TIRES ターンパイクや箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインを駆け抜ける時には、勾配やカーブでも大きな効果を体感できました。
TOYO TIRES ターンパイクではイメージしていた速度に到達するまで、タワーバー装着前よりも早かったように感じます。
箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインでは、カーブを走行する時に、以前感じられた「車体がよれる」ような感覚がなく、以前よりも高速で曲がることができた気がします。

デメリットもあるように思います。
路面のノイズを左右バラバラに逃がしていたタワーバー装着前と違い、左右で処理することになったわけですから、時として以前よりも振動が大きくなるケースもあります。
中学校や高等学校で教わった物理、「力」「運動」の内容を思い出しながら走っていました。
「跳ねようとする力」と「抑えようとする力」の力の差によって、「安定性」にも「ノイズ」にもつながるようです。
ただ、少なくとも私には「走行安定性」というメリットの方が絶大です。
高速道路の継ぎ目などはいつも体感するわけではないですからね。
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