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大井川鐵道 004

【蒸気機関車と旧型客車 〜いつか見た光景〜】

【撮影:2007年1月20日 千頭駅】

福用のお立ち台で撮影を終え、千頭駅まで移動しました。
到着すると、隣のホームには先ほどお立ち台で撮影したSL急行が停車していました。
まっすぐのホームに客車5両を従えたまま停車し、タンクに給水をしているその様子は威風堂々とした姿です。

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一度改札を出て、金谷行きSL急行の指定席券を購入。
発券はコンピュータではなくて記念硬券に座席番号を手書きで記入する方式。なかなかいいですね。しかも改札は昔懐かしい鋏です。
JRや大手私鉄では、自動改札化する直前に鋏をスタンプに切り替えていましたから、本当に懐かしいです。
ここで一度千頭を離れ、駿河徳山に移動しました。その後再び千頭に到着すると、機関車は方向転換をしないまま金谷寄りに移動していました。

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千頭駅構内にはターンテーブルがあるのですが、金谷駅(新金谷駅)構内にはターンテーブルがないので、通常は金谷発の列車が前向き、千頭発の列車が後ろ向きでの運転になるようです。

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デフレクターに取り付けられているのは大井川鐵道の社章でしょうか?

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出発に向けて調整しているようです。煙突からは黒い煙がモクモクと上がっています!
周囲にいた小さな子どもたちは大喜び。そのお父さんお母さんも大喜びです!

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個々のパーツを見てみると、コンピュータ制御ではない、蒸気機関のコンディションや個体差で性能が大きく変わるということが、何となくわかる気がします。

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それでは、この機関車が牽引する客車を見てみましょう。
大井川鐵道を走る旧型客車、これらはすべて旧国鉄で活躍していた客車のようです。

オハ35 857

千頭発金谷行きの列車では最後尾に連結されていました。手動式のドアが今でも使われています。

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車内は木造の内装で、壁や椅子が飴色に輝いていました。
「乗車変更」してでもこの車両に乗車したかったのですが、途中駅からの予約でいっぱいだったので、撮影のために少し留まるだけになってしまいました。

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天井の扇風機にはJNRマークが残っていました。

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オハ47 512

オハ47は中間の2〜4号車につながっていました。私が指定席を押さえたのは4号車です。

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天井の円い蛍光灯が特徴的ですね。

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オハ35と違い、金属製でねずみ色に塗られた座席は、10系客車にも通じる雰囲気です。

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スハフ42 304

1号車です。生憎車内の様子は撮影していません。この写真で、ドアの右側(機関車寄り)は車掌室でしょうか?

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「チープな内装」と言われる現代の電車。それでも快適装備は充実しています。
冷暖房は当たり前。自動ドアにLEDや液晶モニタによる案内表示。中にはとても座り心地のいいシート。
それに比べてここで取り上げた旧型客車は古くて硬い座席に非冷房。お世辞にも快適とは言えません。窓を開けるのにもコツがいります。
それでも、旧型客車特有の趣は、現代人にとって癒しになっているのでしょうか?

古いアルバムの中から…
ではありません。ちょっと「それらしく」加工してみました。
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