夜行列車 004
【むかし「大垣夜行」、いま「ムーンライトながら」】
【撮影:2007年1月4日 東京駅】
快速「ムーンライトながら」。東京駅と岐阜県の大垣とを結ぶ快速電車。かつては一部で「大垣夜行」とも呼ばれる普通列車でした。
今はJR東海の373系が運用に就いています。まもなく廃止となる「東海」と同じ車両といえば、イメージがわく人もいるのではないでしょうか?
快速に格上げされるまでは、165系が運用に就いていました。この頃何度か利用したことがあります。
急行型の165系、普通車は昔ながらの硬いボックスシート。それも今となってはいい想い出です。
対してグリーン車は簡易リクライニングシート。
今のE231系などのグリーン車に設置されているシートと比べるとグレードは劣りますが、普通車と比べると少しはゆっくりできましたね。
373系は前述の通り特急型電車ですから、それなりに設備は整っています
かつての大垣夜行と比べると、単に移動時間が長いだけ(それも時間調整が必要なため)で実質的には特急のような感じ、指定席もあったりと、随分グレードアップしたように思います。
そういえば、165系「大垣夜行」から373系「ムーンライトながら」になった時、賛否両論がありました。
この快速「ムーンライトながら」、長良川の鵜飼いをイメージしたというヘッドマークもしっかり掲げられています。特急並みですね。
列車は9両編成。3両編成を3本連結しています。
この日2007年1月4日。はお正月休みの最終日。翌日朝一番に間に合うように計画している人が多いのでしょうか?結構高い乗車率でした。
新幹線が高速化し、JR東日本のE231系やJR東海の313系の投入、今でも残る寝台急行銀河や寝台特急藤・はやぶさなど、インフラが整っている東海道線において、その形態は変わったとしてもかつての「大垣夜行」の伝統が生きているように感じました。
by mickie