新幹線 003
【500系 のぞみ50号 東京行き】
【撮影:2007年1月4日 新大阪駅26番ホーム・東京駅17番ホーム】
2007年1月4日に新大阪から乗車した列車は、最近、東海道新幹線からの撤退が囁かれ始めている500系で運転されるのぞみ50号でした。
500系自体は何度も乗車したことがありますが、撮影したのは2度目。
そのスタイルから「航空機のようだ」「ウナギみたい」と様々なものに例えられます。東海道山陽新幹線を走る、他のどの車両とも異なる、砲弾のようなボディはスピード感を与えると共に、カーブをクネクネと走り抜ける姿はたしかに「ウナギ」の様にも見えます。
それまでのどの車両とも異なる、ライトグレーをベースにダークグレーとブルーの帯を配された外観。これが今のJR西日本所有車の標準になりつつあるようですね。
ひかりレールスター(700系7000番台)が出発した後の新大阪駅26番線。
ようやくのぞみ50号が入線してきました。
低い運転台に長くスラリと伸びたフロントノーズは、いつ見ても格好いいと思えます。
じつはこのデザイン、空力的なものではなく見た目を重視したんだそうな…
行き先表示はJR西日本らしくLED表示。
私が乗車した6号車は、パープルとグレーを基本とした落ち着いた雰囲気。
こうして見るだけでその丸みの強さがわかる車内構造。そのタイトさ故避けられる傾向もあるそうです。
ちなみに、この日の乗車券・特急券です。
2時間33分の旅を終え、東京駅17番ホームに降り立ってから、再び撮影をしてみました。
行き先表示器は既に「回送」の文字が…
一晩東京に留まるこの編成は、このあと大井の車両基地に移動します。
客扱いを終え、信号が変わるのを待ちます。その姿、堂々たるものですね。
この眺めが見られるのはあとどのくらいなのでしょう?
高性能な車両であるが故、山陽新幹線の区間に閉じこめられるのはとても寂しく思います。
by mickie