新幹線 021
【新旧エース 300系とN700系】
【撮影:2010年2月28日 品川区某所】
2010年2月28日。この日はJR西日本所有の500系が東京に乗り入れる最後の日。
小雨がぱらつく中そのラストランを撮影するために、以前から撮影ポイントを考えていました。そうして思いついた場所は新幹線と山手通りが交差する付近。
障害物などがあって、意外と難しい場所ではありましたが、なんとか撮影することはできました。
ここでは、その当日、東京で折り返す列車を待つ間に撮影した様子を整理してみます。
まずやって来たのは下りの300系。この車両も登場から随分経過しました。初期の車両は廃車が進んでいるようです。
それまでの0系や100系は窓のまわりが青く塗られていたのが、300系では窓の下に青い帯が引かれています。
そして、0系から100系にかけて継承された顔立ちも、この300系では一新されたのが印象的でした。
新世代の新幹線車両であることが示しているかのように…
上の300系と比べて窓の大きさが明らかに違うこの車両。増備が進み東京〜博多間を直通するすべてののぞみに充当されているN700系です。
帯の引き方は700系を踏襲しており、太いラインと細いラインは300系と上下が入れ替わっています。
そしてN700系を示すロゴと連結部を覆う全周幌。
このアングルだと700系との形状の違いがわかりますね。
別の列車。N700系は行き先表示がフルカラーLEDになっており、走行中は表示が消されているようなので、ここからは「のぞみ」であることが確認できません。
すでに主力となりつつあるN700系。
「ひかり」「こだま」を凌駕した300系と同様、「300系のぞみ」「500系のぞみ」を一掃するという役割を担っています。
数年後には「のぞみ」=「N700系」という図式が定着するのでしょう。
by mickie