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新幹線 023

【2010年2月28日 500系のぞみ ラストラン】

【撮影:2010年2月28日 品川区某所】

1997年11月29日に東京への乗り入れを開始して以来12年強。2009年11月10日には東京〜博多間の運用が1往復となっていたものの、上りのぞみ6号としてお昼過ぎに東京へ到着し、そのまま折り返して下りのぞみ29号として博多に戻るという運用がラストランにあたる2010年2月28日まで続いていました。

幸いなことにラストラン当日は日曜日。誰にも迷惑をかけず、かつ、きちんと見送ることができる場所を見つけておいたのでした。
上り、のぞみ6号の東京着は12時13分。そこから逆算してこの付近を通過するタイミングを計っておきました。
新幹線の線路を挟んで山手通りの大崎駅寄りで少し待っていると、定刻通り列車はやって来ました。

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電線の多さは仕方ないですね。それでも、この周辺で真横から眺めることができる数少ない場所なのです。

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真横から見ても、光の加減で丸みを帯びたそのボディ形状がわかるように思います。

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そして鋭く尖った印象的なフロントノーズ。
そして、運転台直下にある黒い窓?!

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ラストランを担当しているのは先行量産車でもあり、何度か乗車したことがあるW1編成でした!

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上り、のぞみ6号が目の前を走り去ってから、下り、のぞみ29号がやってくるまで少し時間があります。
場所を移動しました。新幹線のガードをくぐり、少しあるいた場所にある横断歩道橋に向かい、その時を待つことに。

下りのぞみ29号は東京駅を12時30分に出発します。そこから計算してタイミングを計ります。それまでは他の列車で撮影テストを続けていました。

予想通りの時刻にのぞみ29号がやってきました。何事もなく、前日までと同じように、明日もやってくるかのように目の前を走っていきます。

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JR西日本専用の700系7000番台や、末期の0系(ウエストひかり)や100系5000番台に踏襲されたこの配色も、JR東海の区間で見られるのはこれが最後なのです。

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とても大きなパンタグラフカバー。

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グリーン車のマークが黒い帯の上で際だって見えるようです。

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特徴的なT字形のパンタグラフ。

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最後はシャッターのタイミングがあわず、フロントマスクをきちんと納めることができませんでした。とても残念です。
低い位置に設定された運転台。その為に「コブ」のような感じで膨らんだ運転室。これもまたいいアクセントであったように思います。

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東京への乗り入れが終了した500系。
もうこの場所で見ることはできませんし、500系のぞみを利用して新大阪〜東京を移動することもできません。
東海道新幹線を利用する時には極力500系を選択していただけに、とても残念ではありますが、これもサービス向上の一環なのです。

500系9編成のうちW2編成からW9編成までの8本は8両編成のV編成化され、このW1編成のみ16両編成で残されるようです。
山陽新幹線内で臨時のひかりやこだまの運用に就くようですが、その後の去就は定かではありません。

いずれにせよ、長い間お疲れ様でした。

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by mickie