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新幹線 024

【東海道と山陽の新しい主役 N700系】

【撮影:2010年9月20日 東京駅16・17番ホーム】

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2007年7月にデビューしたN700系。
デビュー当時は東海道新幹線を利用する機会が少なく、2008年末以降に東海道新幹線を利用する機会が増えてからも、しばらくは意識的に500系の列車を選択していたこともあり、N700系の列車を利用する機会はほとんどありませんでした。2009年5月に1度乗車したのみです。
地元の列車が運行トラブルで遅延していたこともあり、予約をしていたのぞみ62号(20:37発)に乗車することができませんでした。博多からやってくる列車の場合、自由席に座ることは難しく、結局予定より随分遅い、新大阪始発ののぞみ412号(21:10発)を選択。なんとか自由席に着座して移動することができました。
のぞみ62号はN700系の窓際(E列)を予約していたので、なんとかのぞみ412号でもE列を選択したかったのです。
理由はモバイルコンセント。無線LANにも対応しているこのN700系、ノートPCを使う利用者にとってはこの車両を選択する大きな理由のひとつになるでしょう。

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N700系は、車両の連結面間を伸縮性のゴム素材で作られた「全周幌」でほぼ完全に覆っています。車体側面の空気抵抗と車両内外の騒音の軽減を目指した物だとか。
余談ですが、この全周幌を開発したのは工業用蛇腹(ジャバラ)を製造し、鉄道車両の貫通幌なども手がけているメーカーで、その名も「(株)ジャバラ」という会社だそうです。

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JR東海の新幹線車両としては初採用となったフルカラーLED。もはや今後のスタンダードでしょう。

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N700系の外観上の特徴とも言える先頭車両の形状。
先頭車両編成中央寄りの客用扉付近の屋根には段差があります。これも空力上の処理なのだそうな…
そして、車体の壁素材を薄くすることによって減少する強度を確保するために犠牲となった窓の面積。700系と比較して随分と小さくなりました。60%減だとか…

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東京駅到着直後は赤い尾灯が灯っていましたが、しばらくすると白い前照灯に切り替わりました。

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独特の先頭形状はエアロダイナミクスによるもの。その先頭形状に繋がるボディサイドからのラインは引き締まったボディという印象が感じられます。
そしてHIDの前照灯。その光量は圧倒的です。尾灯はLED製で、HID前照灯の周囲に配置されているそうです。

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N700系のドアは基本的に引き戸なのですが、この部分だけはプラグドアを採用しているようです。
編成番号はZ54。2010年8月18日に就役したばかりの新しい車両になります。

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この日私が乗車したのは3号車。この車両は786形500番台です。

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この列車は回771Aとして大井車両基地へと回送されるようです。

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by mickie