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碓氷峠鉄道文化むら 002

【かつての名優 189系 エル特急あさま】

【撮影:2006年10月9日 碓氷峠鉄道文化むら】

2006年10月9日、小淵沢から小海線沿いを北上し、上信越道を東進して横川に向かいました。そして訪れた碓氷峠鉄道文化むら。
ここには碓氷峠で活躍した車両のみならず、高崎エリアに縁のある車両が多く展示されていました。

私自身は高崎エリアとはさほど縁はありません、懐かしさを感じるには必要十分な施設でした。
施設に入り、最初に見つけたのは189系「あさま」の先頭車両(クハ189-506)です。
189系自体はまだ現役の車両もあり、数日前にも国鉄特急色の189系を見かけました。 ただ、この時の車両はJNRマークはもちろん特急のシンボルマークも取り外されていました。

鉄道文化むらで展示されていたこの506号機は、そのいずれも取り付けられています。
往年の勇姿を思い起こさせられます。

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今、このマークが残っている現役車両は残っていないでしょうね。

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今から出発しそうな雰囲気の189系。

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今では本線上で見ることのできない表示。エル特急あさま 長野行き。

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展示車両の客室内は、電灯がつけられているわけでなく、リネンも取り外されたままシートの向きもバラバラですが、シートに腰を下ろせばそこはまぎれもない旧国鉄の特急車両のシート。
必ずしも座り心地の良いものではありませんが、それも今となっては懐かしいアイテムです。

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リネンが付けられていないシートに腰を下ろし、窓の外に目を向けてみました。 なんだか地方の駅で発車を待っているような気になりませんか?

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今度は運転台に入ってみました。
この189系を始め、多くの国鉄特急型電車は運転台が車体の上部に位置しています。
高速運転を考慮して遠方の視界を確保するための構造だそうです。

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運転台のシートにはJR東日本の刺繍が施されていました。意外と細かいポイントですね。

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運転台のそこここにテプラの注意書きが貼られていました。
こぎれいに演出されているよりも現実感があります。この列車がかつて現役だった時、この注意書きを見て乗務員の方が車両を取り扱ってたんですね。

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運転台の窓から外を眺めてみました。
ホントに「屋根より高い」運転台。「ただ座って景色を眺めるだけ」なら、ここからの眺めは絶景だったことでしょう。

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by mickie