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碓氷峠鉄道文化むら 003

【静かにたたずむ気動車群】

【撮影:2006年10月9日 碓氷峠鉄道文化むら】

施設に展示されている気動車(ディーゼルカー)。まずはキハ20。
ここで保存されている車両は旧国鉄色なのですね。

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この顔立ちもかつて全国の地方都市などで見ることができました。現在も塗装を変えて残っているグループがあるのでしょうか?

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車内には古い広告が残っていました。 いい旅チャレンジ20,000km
1980年から1990年にかけて展開されたキャンペーン。今でも残ってたんですね。

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この緑色の内装、クーラーではなくて風機が付いている天井。高級感がなく快適でもないけど、古き良き国鉄らしい車内ですね。

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ボックスシートに座ってみました。いまでこそ禁煙車が当たり前ですが、かつては灰皿を装備した車両もありましたね。
このキハ20には「JNRマーク」入りの灰皿が残されていました。

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かつては103系電車でも見ることができた鋼鉄製ドア。この黄緑色に塗られていたのをよく覚えています。
いつしかそれらのドアはステンレス製の内張に交換されていました。

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それと、車内に漂う独特のニオイ。 必ずしもいいニオイではありませんが、懐かしさを感じるこのニオイ。 廃車されてずいぶん経つというのに未だ残ってるんですね。 シートに座って、しばらく佇んでしまいました。
今では既に退役し、展示車両としての余生を送っていますが、現役当時はたくさんの乗客を乗せて活躍していたことでしょう。

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こちらはキハ35。ここで保存されているのはステンレス製ボディの試作車だそうです。
このキハ35、子供の頃奈良駅で見かけたことがあります。

すでに奈良駅には湊町(今のJR難波)発着の101系が乗り入れていましたが、キハ35の外吊り式ドアを見て、その異様とも言える外観に違和感を感じていました。

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ステンレスボディとはいえ、全体を首都圏色で塗られているのですね。
この形式は101系などを参考にした車両で、末期には八高線や川越線の運用に就いていたようです。だから「日進」という表示が出ているのでしょうか。

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両開きのドア。やはり鋼製ドアで内側は塗装が施されています。

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こちらは首都圏色に塗られたキハ47ではありません。

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元は中央東線で運用に就いていたキロ58を荷物車に改造したキニ58。

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1963年に製造され、1978年に国鉄幡生工場で改造されたようです。
荷物輸送。今では宅配便が発達していますが、かつては鉄道による輸送が主流だったことを覚えています。これら荷物車はそうした需要に応えるために走り回っていたことでしょう。

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by mickie