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碓氷峠鉄道文化むら 006

【かつて街道の花形でした EF60・EF65】

【撮影:2006年10月9日 碓氷峠鉄道文化むら】

施設の一番奥の方にEF60とEF65が配置されていました。
このEF60-501は20系寝台特急を牽引するために製造された500番台のトップナンバー。それ故、塗装もいわゆる特急色となっています。寝台特急さくらのヘッドマークを付けていると、往年の勇姿を想像できました。
とはいえ、実際に寝台特急を牽引したのは2年程度だったそうです。

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機器室はEF58と違って、まだ新しい印象を受けます。
運転室には灰皿がついていました。客室のものと同じ形をしていたんですね。これは意外な発見でした。

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このEF60、あまり印象がなくてせいぜい東海道線を走る貨物列車や荷物列車で見かける程度でした。
ところがこのEF60は阪和線でも走っていたらしく、意外にも私もかつて度々目にしていたことになります。

続いてEF65。様々なバリエーションがあるようです。
基本番台(一般形)、500番台(P形)、500番台(F形)、1000番台(PF形)。ここに止まっている520号機は貨物用のF形。
ホースやジャンパ栓が運転台したに多数装備されているのがF形の特徴です。

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この車両は解体される予定だったところ、保存団体が日本貨物鉄道(JR貨物)から譲り受け、文化むらと保存団体が協同で修復し、当地で保存されることになったようです。

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寒冷地仕様のつらら切りが独特の顔つきを演出しています。

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F形とはいえ、塗装は特急色。P形やPF形と同様のものでした。

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機器室はEF60と同様なのでしょうか?雰囲気はやはりFE58とは異なるものでした。

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EF60とEF65は連結されてここに停まっていました。おそらく本線上はもちろん、留置線でも見ることはできなかったでしょう。
かつての花形だったこれらの機関車。客車列車はもとより、貨物運用でも徐々に活躍の場が狭まっており、淘汰は進んでいるようです。

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by mickie