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碓氷峠鉄道文化むら 008

【茶色い機関車 EF53、EF59、EF15】

【撮影:2006年10月9日 碓氷峠鉄道文化むら】

EF60やEF65、EF70、EF80、EF30は戦後に開発された機関車ですが、ここで取り上げる機関車群は旧式のタイプ。戦前から戦後すぐにかけて開発・製造されたグループです。
まずEF53。この機関車は戦前の車両なんですね。無骨なデザイン、前後に飛び出したデッキが印象的です。戦前はこの形が主流だったそうですね。
寝台特急出雲のヘッドマークが取り付けられていますが、実際の運用では取り付けられていなかったはずです…

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EF53は後に全車がEF59に改造されたようですが、ここで展示されているEE53 -2は、外観だけEF53に戻された「元」EF59だそうです。
製造所銘板は、軽井沢の小学校に保存されている同じ芝浦電気・汽車製造製のED42-2の物から拓本を取って作られた複製品だそうです。

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かつては優等列車の牽引も担っていたそうです。

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続いてEF59。「補助機関車(補機)」つながりということでしょうか?
これは山陽本線の瀬野〜八本松間(瀬野八)で補機として使用されていました。碓氷峠のEF63と同じ用途ですね。

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EF53などから改造されたこの機関車も、戦前型らしい大型のデッキを有する機関車ですね。
さらには下関方の前面は警戒色が塗られていて、さらに特徴的な印象があります。

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かつてはこの茶色(ぶどう色2号)が電気機関車の標準色でした。

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今度はEF15に目を移しましょう。撮影の仕方から、いかに力が入っていなかったかよくわかりますが、今はとても後悔しているのです。
この機関車、阪和線でも走っていたんですね。意外にも縁のある機関車でした。

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この機関車に取り付けられているヘッドマークはミステリートレイン運行時のものでしょうか?

イメージ 9

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by mickie