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碓氷峠鉄道文化むら 009

【碓氷峠の守護神たち EF62とEF63】

【撮影:2006年10月9日 碓氷峠鉄道文化むら】

山陽本線の瀬野八同様、専用の補機を必要とした碓氷峠。
ここはかつて特急あさまをはじめとするたくさんの列車が走っていました。その碓氷峠の鉄道線も今は長野行き新幹線に取って代わられ、「信越本線横川〜軽井沢間」は廃止からまもなく10年が経過します。
ここを通過する為に開発された電気機関車はいくつかありますが、現在横川に保存されているのはEF62とEF63です。
EF62は碓氷峠だけではなく他の路線でも使用することを考えられて造られた機関車で、末期には東海道・山陽地区にも転出したようです。

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対してEf63は碓氷峠専用。ここを通過するすべての列車の横川側に連結されていました。
この機関車はその構造の特殊性から、転出することなく長野新幹線の開業時に全車廃車されたそうです。

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これは先行試作車の1号機。一般色を塗られた時期もあったようですが、現在は当初のぶどう色2号で保存されています。
1984年に余剰となり廃車されたこともあって、他の保存車に見られる列車無線用の「コーリニアアレイアンテナ」が取り付けられていません。

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こちら10号機はぶどう色2号から一般色に塗り替えられています。

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この碓氷峠鉄道文化むらでは、数両のEF63が動態保存されています。これらはEF53-24と-12です(横川側がー12)。

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このEF63はただ動態保存されているわけではなく、民間人も必要な講義を受ければ「体験運転」ができる機関車なんだそうです。電気機関車を運転できるなんて、凄いですね。

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by mickie