2008/8/14(木)【播但線 和田山から姫路まで】
和田山駅でゆっくりする余裕もなく、大慌てでワインレッド(播但色)のキハ41に乗り込みました。
途中駅で同じキハ41を見かけました。こちらは下りの和田山行きですね。
私がこの時乗っていた車両も、同じ外観です。
正面窓下には「JR WEST JAPAN」の文字がデザインされていました。
列車の最後部からはこんな景色が見られました
車内はこんな感じで、一見すると最近のもののようですが…
旧国鉄時代、まだ冷房が装備されていなかった頃とほとんど変わっていません!扇風機も健在です!
結構険しい地域をどんどん進んでいきます。
この写真を撮影したあたりは、「石見銀山」と並び有名な「生野銀山」がありました。今では閉山していますが、観光地として整備されているようです。
そうして終点の寺前に到着。
ここでようやく、和田山から乗ってきた車両の外観を撮影することができました。
先ほど途中駅で見かけた編成は寺前側がオリジナルの先頭車でしたが、私が乗ってきた編成は和田山側がオリジナルの先頭車。
そして、寺前側はやはり中間車を先頭車化改造したものでした。
じつはこの列車に乗っている時のこと。
ボックスシートの大半は空席が目立つ車内。途中の生野駅で声をかけられました。
「ここいいですか?」
「どうぞ」
そして2〜3駅の間、ほんの僅かのとりとめのない会話。
「お盆なのに学校?」
「部活なんです!」
終点の寺前でその人がひとこと。
「ありがとうございました!」
「どういたしまして!部活頑張ってね!」
「ハイ!」
そう言い残して寺前駅の外へと歩いていったのでした。
県立高校の生徒さんと思われる女の子。猛暑の熱気で息苦しささえ感じてしまうような盛夏のある日、清涼感を感じる出来事でした。
寺前〜姫路間は電化区間。今度は姫路行きの電車に乗り換えます。
この区間の主力は、体質改善40N工事を施された103系3500番台。キハ41と同じくワインレッド(播但色)なのですが、この日私を待っていたのは、「銀の馬車道プロジェクト」のラッピングが施された車両でした。
このプロジェクトは、生野銀山から姫路の方まで伸びていた「生野鉱山寮馬車道」という馬車専用道路を辿って、歴史を振り返ろうというプロジェクトのようです。
そうして、姫路駅に到着しました。
留置線には播但色の103系3500番台も見えますね。
駅構内を歩いていると、2羽の鳩が歩いていました。つがいでしょうか?
会話を交わしながら、歩いているようでした。まるで毛繕いをしてあげてるような感じが伝わってきます。
一度、姫路駅の外に出てみました。
そしてこのあと、駅構内を少し歩いて、今度は高架化されたJR神戸線(山陽本線)のホームへと向かったのでした。
by mickie