2008/8/14(木)【姫路から大阪 アーバンネットワーク】
さて、いよいよ大阪へ向かいます。姫路からは新快速に乗ります。
京阪神における新快速というのは、東京における特別快速の様な列車で、並行する私鉄との熾烈な競争を勝ち抜くために設定された列車種別です。
なぜ特別快速ではなく新快速になったかというと、それがいかにも「大阪」らしい発想で、国鉄時代、このエリアを管理していた大阪鉄道管理局が東京の「特別快速」に倣いたくなかったからなんですって。
ちなみに、当時は同じ路線の「列車線」を走る特急電車を、併走する新快速が追い抜くというダイヤも組まれていたとか。。。
JR神戸線(山陽本線)の上りホームにやってきました。
新快速の英語表記は10年ほど前から「特別快速」を意味するSpecial Rapid Serviceになったらしいです。
223系2000番台の新快速がやってきました。
この列車は湖西線を経由して、つい数時間前に訪れた敦賀へと向かいます。
いよいよ姫路を出発。しばらくすると天文台が目に入ってきます。
この場所は明石市立天文科学館。ここに写っている時計は3代目。平成10年1月17日の午前5時46分から稼働を開始したそうです。
平成7年1月17日に起こった阪神・淡路大震災。この時計が5時46分を指して停まっている様子は象徴的にテレビでも報道されていましたね。
あの時の時計は神戸市内の別の場所に移設され、動態保存されているようです。
そして神戸駅。
単なる通過点。現在大阪〜姫路間はJR神戸線という愛称で呼ばれていますが、正式には東海道本線と山陽本線。その境界が神戸だということはあまり知られていないでしょうね。
車窓からは六甲の山並みも見ることができます。
新快速の旅はあっという間。1時間ほどで大阪駅に到着しました。
大規模な改修工事が進む大阪駅。高校時代毎週のように利用していた頃の面影はあまり残っていません。ちょっと迷いそう…
でも、大阪環状線のホームはほぼそのままです。
ただし、あくまでも「ホームの雰囲気は」ということであり、ホームから見える景色は随分と変わっていました。
大阪で丸ビルといえばこれ!
最上部にはかつて、電光掲示板が設置されていて、ニュースや天気予報が流れていました。
どんどんと新しいビルが建ち始めていますね。
環状内回り(201系)やユニバーサルシティ方面桜島行き(103系)をやり過ごし、次にやってきたのは奈良の方に向かう大和路快速。221系ももう20年選手なんです…
その大和路快速も見送って、ようやく目的の列車がやってきました。
大阪から堺市まで、もはや旅という感じではありません。
大阪駅を出発してすぐ、右手(北側)に目をやると、梅田スカイビルが見えます。
今や大阪のランドマークのひとつですね。ここの屋上は「空中庭園」と呼ばれていて、六本木ヒルズ森タワーのスカイデッキと同じように、屋上から景色を眺めることができます(こちらは開設当初からずっと)。
こうして、実家に向かったのでした。
by mickie