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2009/8/13(木)【亀山駅】

亀山から路線は二手に分かれます。

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一方は三重県の津市や伊勢市方面に向かう紀勢本線(JR東海)。紀伊半島を海沿いに延々走り、新宮を経て和歌山に至ります。そしてその先は阪和線となって天王寺まで続きます。もっとも、ここ亀山から天王寺まで直通する列車はありません。

ちなみに、紀勢線和歌山〜新宮間が電化する前までは阪和線の天王寺から紀勢本線をぐるりとまわり、津から伊勢線(今の伊勢鉄道)経由で関西本線に入り名古屋へと至る特急がありました。
それこそ、今は最長で京都〜新宮を結んでいる特急くろしおなのです。
もう一方は伊賀上野を経て奈良方面に至る関西本線(JR西日本)。こちらもそのまま進めば天王寺に至り、JR難波(かつての湊町)までつながっています。

今でこそ優等列車のない関西本線ですが、かつては和歌山(今の和歌山市、今の和歌山は当時東和歌山)から、今は廃線となった阪和貨物線経由で関西本線に入り、やはり名古屋まで走破していた特急あすかという列車もありました。
亀山駅で次の列車までしばらく時間が空きました。駅の外に出てみましょう。

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かつては要衝でもあった駅だそうですが、現在はこぢんまりとしています。 駅前はこんな感じ。

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駅構内にはここ、亀山と名古屋とを結ぶJR東海の213系が留置されていました。

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名古屋方面へ向かうホームの駅名標。

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津方面に向かうホームの駅名標。

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で、紀勢本線の時刻表を見てみると、1時間に1〜2本しかないことがわかりました。

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ホームから駅前ロータリーと逆の方向を眺めてみました。なーんにもないような感じでした。

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かつて機関区があったであろう場所には、JR東海のディーゼルカーが静かに佇んでいました。

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ホームの様子は、かつて特急も停車した駅らしく、堂々としたものです。

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伊勢線(現在の伊勢鉄道)が開業する前は、特急くろしおも特急あすかも停車したようです。
そんな亀山駅も、今はゆるやかに時間が過ぎていく場所なのでした。

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by mickie