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2009/8/29(土)【ムーンライトえちごに乗車して…】

2008年に続き、2009年も青春18きっぷを利用しての旅に出かけました。前年に引き続き、今回も「SLばんえつ物語」に乗車する旅。ただ、前回と同じく新潟発の列車に乗るのでは面白味に欠ける…
そこで、なんとか会津若松発の列車に乗るための方法を検討したところ、巧い具合に乗り継ぐことが判明しました。

それは、ある臨時列車が特定に日に臨時停車する駅があること。その駅で下車できれば理想的なラインを描くことができること。
その臨時列車こそ、2008年にも利用した「ムーンライトえちご」だったのです。

この日のこの列車に乗車できなければ、この計画そのものが成り立たなかったのです。
2008年同様、新宿から乗り込むことにした快速ムーンライトえちご。
2009年は高崎まで埼京線と高崎線の普通列車を乗り継ぐことも考えたのですが(その分運賃は割安になるため)、やはり始発駅からずっと座ることができるという誘惑には敵いませんでした。
スタートは青春18きっぷではなく、高崎までの普通乗車券。そして日付が変わった頃の車内検札の時から青春18きっぷの旅となりました。

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新宿駅5番線。普段は成田エクスプレスやホームライナーなどが出発するホーム。

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ここに国鉄特急色の485系が停車していました。
時には運転台上のヘッドライトが2灯式になっている485系1500番台が担当することもあるそうですが、この日は1000番台。それでも、特急シンボルマークは健在です。
背後に高島屋タイムズスクエアやNTTドコモの本社ビルがそびえています。

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「快速 ムーンライトえちご」新潟行き。全車指定席。黒地に白抜き文字はJR西日本っぽいです。

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●東北〜高崎〜上越線 快速ムーンライトえちご 新潟行き(8763M)
新宿23:10→小出3:10

多少のリニューアル工事はなされているとは思うのですが、内装はほぼオリジナルのまま。古き良き国鉄特急型電車の風合いが残っていますね。

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高崎に到着しました。ここで急行能登の待ち合わせをします。

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国鉄特急色のボンネット型489系を使用する急行能登と、国鉄特急色の「電気釜」顔の485系を使用する快速ムーンライトえちご。
この並びが見られるのは恐らくここ、高崎駅構内だけでしょうね。

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快速列車ではあっても、かつては特急として活用していた車両。堂々たる姿だと思います。

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さて、この日は終点の新潟まで乗車せず、途中の小出で下車することにしていました。
この「小出」こそ、週末の数日だけ停車する臨時停車駅だったのです。

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終点の新潟まで乗車していたなら、恐らくあと1時間半は列車内で体を休ませることができただろうに…
そうした多少の名残惜しさを抱きつつ、予定通り小出で途中下車。

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ほとんど誰も下車しない真夜中の駅構内。閑散としています。

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最後尾は暗闇の中。乗務員室の明かりとヘッドライト、そして尾灯のみが光を発していました。

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そして485系電車が出発した後は、貨物列車が数本通過した時以外、ずっと静寂が駅構内を支配していたのです。

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今回、この小出で下車した最大の理由は、ここから只見線の列車に乗車するため。

只見線は1日に数本しか運行していないローカル線。しかも全区間(小出〜会津若松)を直通する列車は1日3往復のみ。
ムーンライトえちごが小出に停車することで、小出発会津若松行きの始発列車に乗り込むことが若干容易になるのです。

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この運転本数に対してこの駅の規模。若干ミスマッチな気がしますが…

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跨線橋を渡り、只見線のホームに向かいました。といっても待合室も何もないホーム。じつはこの夜は小雨が降っていました。その雨をしのいだのは跨線橋の屋根だったのです。 ホームには東北支社色のキハ40が停まっていました。
エンジンは切られ、全ての照明も落とされています。まるで眠っているかのよう…

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出発の30分ほど前。乗務員さんがやってきて、車内の明かりを灯しました。そしてエンジンスタート。
キハ40が目を覚ましたのです。
そして、闇夜もそろそろ終わりを告げ、空もうっすらと明るさを取り戻し始めています。

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闇に包まれていた小出駅構内も明るくなり、全体像を掴むことができます。

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只見線 小出発会津若松行き。間もなく出発です。

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by mickie