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2009/8/29(土)【只見線 *後編*】

会津川口を出発してからもなお、列車は只見川沿いを走り続けます。穏やかな流れの水面はまるで鏡のよう。
水面にまでせり出す樹木が鮮やかに映し出されていました。

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今度は会津宮下で対向列車とすれ違います。会津川口〜会津若松間運行本数は只見〜会津川口間の倍(といっても6往復)。その分すれ違う回数は増えるわけです。

ここでホームに降りると、意外な物を見つけました。
この只見線、時々SL列車が運転されているらしく、そのための設備や標識。この駅で石炭がらをはき出すのでしょうね。

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その後、只見川から外れて再び田園風景の中を走っていきます。
景色が変わるに連れて、地元の人たちの生活が感じられるようになりましたね。

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会津坂下で再びタブレット交換。ここでは列車同士の交換ではなく、駅員さんと交換していました。
本来のタブレット受け渡しはこのように駅員と乗務員(運転士)とが行うのだそうです。

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少しずつ民家も増えてきました。

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そうして到着した七日町。私は終点の会津若松ではなくここ、七日町で途中下車します。
天気がよければここから磐梯山が見えるはずなのですが、この日はあいにくの曇り空。一か八か、かすかにでも雲が途切れないか…そんな想いで降り立ったホーム上。
しかし、結局雲は晴れることなく、磐梯山を見ることはできませんでした。

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現在の七日町駅舎は平成14年に建てられたもの。市内を周遊するバスの停留所でもあり、人通りも多いこの駅。実は無人駅なのですが随分と立派な造りになっています。

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駅舎の中には地域振興のための施設とも言える「駅カフェ」が入っています。
アンティークな造りのアンテナショップでは、コーヒーとケーキをいただくことができ、ちょっとしたおみやげ物などを購入することができました。

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私は次の列車が来るまで、水出しコーヒーとシフォンケーキをいただくことにしました。
この器は地元、会津地方の焼き物だそうです。

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20分ほどして次の列車がやってきました。会津鉄道会津線の会津田島からやってきた普通列車です。
会津鉄道の列車は基本的に全便会津若松まで乗り入れているようです。

●只見線 普通会津若松行き(2314D)
七日町10:54→会津若松10:56

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やってきたのは会津鉄道のAT-550形。ラッピングがいかにも「会津地方」という雰囲気を演出しています。
クロスシートの車内には、夏ということもあってか、風鈴がかけられていました。

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そしてたった一駅の移動。会津若松に到着しました。この地に立つのは2008年に続き二度目となります。

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by mickie