2006/5/4(木)【函館から再び下北半島へ】
<アーカイブ版>
タクシーの運転手さんにフェリーの出航時刻を告げ、気にしながら車を走らせてもらいました。
結果として、若干の余裕を以て乗り場に到着。フェリーはまだ入港していませんでした。
到着したフェリーからはまず大間からの乗客が降りて、次に函館からの車が乗り込んでいきます。
定刻通りにフェリーは出航。朝は仮眠を取ることができるカーペット敷きのスペースに乗り込みましたが、この時はテーブルのある席に着座。時々甲板に出て様子を眺めてみました。
海上保安庁の巡視艇でしょうか?
津軽海峡のほぼ中間地点に到達して…
大間の港が見えてきました。海沿いに集落が密集している様子、よくわかります。
上空には海鳥が!陸地が近い証もでありますね。
灯台も見えてきました。いよいよ本州に上陸です。
下船後、ふたたび本州最北端の大間崎に向かいました。
昼下がりの大間は売店が普通に営業していて、観光客も多い。
とても活気がありました。
大間というとマグロの一本釣りや柔道の選手などで有名です。なるほど、余計に人が集まるわけですね。
大間崎を出発する直前、最後に立ち寄ったのは仕事を終えた漁船を係留している漁港。
静かですが大間の良さを一番感じた気がします。
大間の次に、本当は昨日に引き続き宇曾利山湖を目指すつもりでしたが、急遽(!)気が変わって、予定していなかった尻屋崎に向かいました。
地図情報や道路の看板を見ながら、薄暗くなりつつある荒涼とした大地を走り続けること数時間…
途中、大きな風車を見かけました。風力発電所か何かでしょうか?
ひなびた寒村が点在する印象とはまた違った、「電力の半島」を実感させられる景色でした。
あの方角は少し前まで滞在していた大間周辺でしょうか?
大間出発が予定より遅くなったこともあって、尻屋崎灯台の傍まで車で入ることはできませんでした。ただ、歩いてはいることはできたので放牧されている寒立馬を見ることはできました。
真冬の冷たい風の中でも強く生きる寒立馬たち。
随分と薄暗くなってきたので尻屋崎を離れることにしました。
あまり人気のない本州の一番北側の風景。とても寂しい印象を受けました。
尻屋崎からはとりあえず浅虫温泉を目指しました。
まずは下北半島の西の付け根にあたる野辺地に向かうわけですが、この時は陸奥湾がわの国道279号線ではなく、太平洋側の国道338号線を南下しました。
2005年にも通っているのでわかってはいたのですが、やはりかなりの遠回りとなってしまいました。
尻屋崎周辺の漁港ではこのくらいの「明るさ」だったのが、あたりはすぐ真っ暗になってしまいました。
ずっと国道338号線を南下し続けると野辺地ではなく三沢に到達してしまうので、むつ小川原港の少し北側から下北半島を横断して、国道279号線を目指すことに。
そうして目指した浅虫温泉に到着したのは22時を過ぎたくらい。約4時間かかったということになります…
浅虫温泉では車を停めるスペースも宿泊できそうな施設もなかったので、とりあえずこの地を離れることにしました。
一旦青森駅周辺を目指し、その時点でどこまで進むかを考えることにしたのです。
結局、向かったのは鰺ヶ沢。
鰺ヶ沢の何かを目指したわけではないのですが、日本海側に出ておきたいということ、黄金崎不老不死温泉まで適度な距離があることを考えて、今夜の休息ポイントにしました。
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