2006/6/10(土)【北鎌倉 明月院】
<アーカイブ版>
続いて訪れたのは「あじさい寺」として知られる明月院。
ここのあじさいはさほど古いものではなく、第二次世界大戦後に植えられたものなのだそうです。
人の流れが途切れた一瞬に!
中に入ってすぐ、水色のあじさいが出迎えてくれました。
ふと上に目を向けると、そこには鳥の巣がありました。
境内は本当にたくさんの、水色のあじさいが溢れています。
こちらは「開山堂」。1380年頃に建てられていたお堂です。
開山堂の左手には「明月院やぐら」と呼ばれる場所がありました。この中にはたくさんの石仏が並んでいます。
「明月院やぐら」は、山内上杉家の祖上杉憲方の墓とされ、鎌倉最大(間口約7メートル、奥行き6メートル、高さ3メートル)のものだそうです。
やぐら内中央の宝篋印塔が憲方の墓と伝えられている。壁面には釈迦如来、多宝如来が浮き彫りされています。その周りに十六羅漢の浮き彫りもあるため「羅漢洞」ともいわれています。
開山堂を離れしばらく歩くと、枯山水の庭園が視界に入ってきました。
ここは方丈(本堂)の正面にあたります。たくさんの人出でした。
方丈の奥には円窓があって、有料となる奥庭を眺めることもできました。
落ち着いた雰囲気。かつてこの場所で修行をしたり生活をした人たちは、ここからの眺めを見ながら何を思っていたのでしょうね。
ふと、少し上の方を見てみると木箱が置かれていました。なんだろうと思っていたら、どうやらリスのえさ箱だったようです。一瞬、目が合ってしまいました。
明月院の境内はあじさいばかりではなく
竹林もありました。竹林もまた独特の静寂さを醸し出してくれますね。
明月院を離れた後、参道にはこんな花がたくさん咲いていました。
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