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2006/8/6(日)【富士山須走口五合目】
<アーカイブ版>

2006年8月5日は所用で沼津を訪れていました。
翌日は日曜日。要件を棲ませた後、そのまま帰宅しても良かったのですが、せっかくなので富士山五合目からのご来光を眺めることにしました。
しかし、8月といえば夏山シーズン。富士スバルラインも富士山スカイラインもちょうど5日の午前0時からマイカー規制がはじまったばかり。そこで目を付けたのは富士あざみライン。ここだけは五合目まで車を走らせることができたのです。

まだ訪れたことのなかった富士山須走口五合目。でも、気がかりなこともあったわけです。
事前情報によると、マイカー規制の影響で、須走口に車が集中し、結果として五合目にある駐車場はパンクしてしまうとのことでした。道路を管理している町や警察も「下り車線の急カーブ以外の安全な場所に路肩駐車するように」との看板を出していました。

富士あざみライン入り口着は8月5日の21時すぎ。事前情報どおり、入り口にはすでに「駐車場は満車」との看板が出されていました。
でも、しばらくは快調に走ることができます。ところが、ふと上の方を見ると不気味な赤い光が点々と…

「あんなところでずっと渋滞してるの?」

その不安は的中していて、本来片側1車線の道路であるところ、路肩駐車している関係で、1車線半の幅を利用して登る車と下る車が行き違わなければならないのです。それで随所で渋滞が発生しているというわけ。

五合目まで車を走らせてみました当然駐車場は満車ですし、その途中もほとんど車で埋め尽くされていました。幸い私は、その後に駐車できそうなスペースを見つたので、比較的標高の高い場所に車を停めることができました。
うまく詰めれば2台停められそうな場所に1台だけ停まっていて、しかも運転手さんがいらしたので、声をかけてスペースを作ってもらったのです。

でも、その後トラブルが発生したのです。
富士あざみラインはよく、車幅の広い自衛隊の輸送トラックが通ります。このトラックが原因で、一時道路が封鎖状態になってしまったのです。どうがんばっても行き違いは不可能。

そこで、ドライバーが乗ったまま駐車していた私の車を一旦移動させた上で、そのスペースにトラックを待避させ、なんとか片側だけでも通行できる状態を確保することにしたのです。

しかしこの作業も難航。自衛隊の車輌は車幅だけじゃなく全長も長いわけですから、なかなか車をスペースに入れられなかったのです。
その場にいた人たちでいろいろ協議して、時間がかかったもののなんとか車両の通行が可能になりました。

この画像、一見車輌の通行が通行できなさそうですが、路肩部分は崖ではなかったので、辛うじて通行できたのです。

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車輌の通行が可能となり、大型トラックもこの地から離れた後、車内で未明まで仮眠を取りました。
明け方4時頃に目を覚まし、一度五合目まで歩いてみました。
そこから眺めた裾野の夜景。あの辺りは御殿場市周辺でしょうか?

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30分ほど経過すると、空がほんのりオレンジ色に染まり始めました。

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さらにそれから10分ほど経過すると、富士山の背後の空も漆黒の闇ではなくやや明るさを帯び始めます。

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午前5時少し前、東の空にまばゆいばかりの光が顔を覗かせました。日の出です。

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日の出を向かえると、太陽はあっという間に丸い姿をあらわし、目で見てはっきりとわかる勢いで上昇していきます。

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夜が明けて、朝がやってきました。富士山の山体には日の光が当たり、真っ赤に染まっています。

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あれは何合目でしょう?山小屋らしきものが見えました。

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さらに太陽は上昇し、太陽が放つ光にも力が増していきます。まるで充填されたエネルギーを放つかのように…

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そして富士山の赤みも増していきます。五合目から眺める赤富士。

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富士山須走口五合目。標高2,000メートル。富士宮口や河口湖口と比較して、少し標高の低い場所に位置します。

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既に夜明けから朝の空に変化し、富士の山体も赤富士ではなく夏山の姿を見せ始めています。

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富士山五合目の植生。若干夜露に濡れていますね。

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五合目周辺、駐車場などを散策すること約2時間。車へと戻ることにしました。
午前6時前。盛夏のこの時期、既に早朝ではなく朝を迎えています。

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真っ暗な中歩いた富士あざみライン。明るくなってその状況がわかりました。これほどまでびっしりと車が並んでいたのですね。

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