32紀行056
【ある秋の日の信州にて】
【撮影:2008年10月12日(日)】
その日はいつもと違って、とても早い到着でした。
前日夜に自宅を出発し、中央道の大月からずっと国道20号を西進するというコース。
それでもスムーズに走り抜け、現地着は午前0時すぎでした。
鳥居平やまびこ公園 第一駐車場
そこに到着した時にはまだ真っ暗闇で、他に停まっている車なんてありませんでした。
そんな中に滑り込む一台のHCR32。暗闇の中に浮かび上がっていました。
そんな駐車場も、イベントのある日には夜中から少しずつ車が集まり始めます。早朝になると、結構埋まっているものです。私の車は、今回、とりわけ目立つであろうこの場所に停めたのでした。
この日の午後は、霧ヶ峰方面へのツーリングです。この大集団の先頭を走るのはプレッシャーを感じると同時に、優越感をも得ることができるのです。
なぜなら、大集団を牽引する車。自分の後ろにズラリと連なっているのですから。
目的地に到着してとりあえずひと息いれます。
場所を移動しました。背後には信州の山並みが見えます。環境が揃えば、富士山も見えたのかもしれませんが、雲の様子がまた美しいですね。やはりこの車にはこうした景色が似合ってる。。。
GT-Rとは違い、フェンダーの広がりがないボディですが、このバンパーはやはり迫力があります。まさしく自己満足。
西日がヘッドライトのリフレクターにも反射しているようです。
日がどんどん沈んでいきます。フォグランプを点灯させてみると、その独特な色合いと空の色合いとが上手くマッチして、いい雰囲気を演出しているかのように思えます。
単に速い車のルックスをマネしたのではなく、私の理想的なルックスがたまたまこの外観だったというだけなのです。
だからリアにGTS-tというエンブレムを取り付けてるのでもあります。
低くなった車高とGT-R NISMO と同じ顔つきとなっているGTS-t タイプM・R。
ナローボディながら十分な迫力を有しています。
スカイラインの父とも称される櫻井眞一郎さんも、かつて4ドアのR32を所有されたそうです(今も所有されてるのでしょうか?)。
この車には、櫻井さんの想いが受け継がれているように思えて仕方ありません。
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