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JR西日本 阪和線 003

【スカイブルーの103系 浅香駅上りホームから】

【撮影:2006年8月15日 浅香駅上りホーム】

今度は浅香駅構内に移動しました。
ここはJR阪和線の中でも有名な撮影スポット。堺市と大阪市の間に流れる大和川を跨ぐ「大和川橋梁」。ここを渡る姿を撮影する人がとても多いようです。
最初は浅香駅を出発していく上り各駅停車天王寺行きから。
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この阪和線、日中は4両編成での運行が中心ですが、運転本数はとても多く、ひっきりなしにやってきます。
なぜなら、阪和線(天王寺〜和歌山間)を走る列車は、その区間に留まらず、北は大阪環状線・京都方面まで、南は関西空港や和歌山以西まで直通運転するのです。その合間を縫うように、各駅停車や快速が走っているわけです。

そういうこともあって、先ほどの天王寺行きが出発してまもなく、次の上り各駅停車天王寺行きがやってきました。
ちょうど、下り各駅停車和歌山行きと橋の上で入れ違い…

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そしてまたやって来た各駅停車天王寺行き。前後でヘッドライトの形状が異なりますね。

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今度は体質改善工事(体質改善40N)を施された車両を含む4両編成。
前から2両目のみが原形をとどめていますが、これだけでも印象が大きく異なっているのがよくわかりますね。

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ちなみに、前から2両目の、体質改善工事が施されていない車両はというと…

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阪和線にはこのようなトップナンバーがよく集まってきました。ただ、体質改善工事は施されていなくとも、冷房化を含めて様々な改造が施されていて、完全なオリジナルではなく、一時期「1号機」ではなく改番されていたこともあるようです。
ところでこの「サハ103-1」、製造は1964年だそうで、なぜこのまま運用に就いていたのかというと、とても簡単な理由で、「廃車が遠くない」からだそうです。

再び原型に近い103系。真正面はシールドビームの低運転台。窓枠を押さえる部分が金属になっていることと、行き先表示が黒地に白抜きであることを除けば、古き良き103系のままですね。
もっとも、ボディサイドは随分と印象が変わってしまいましたが…

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今でこそ阪和線といえば103系の他に223系、221系、205系。そして僅かに残る113系とヴァリエーションに富んでいますが、旧型国電が淘汰された後は103系の他は113系(ブルーライナー色・春日塗り)程度。そしてその103系も低運転台で白熱灯の初期仕様のみ。
それもそのはずで、関西で最初に103系を投入したのが阪和線なのだそうです(1968年)。

その後の増備は新製投入ではなく、首都圏や京阪神緩行線などからの移籍が中心。「お古」が集まる路線でした。
そんな中、1980年には久しぶりに新製投入された103系がやってきました。
103系高運転台車。恐らくこちらも関西初でしょう。
未だに当時の印象が強く、「新しい」「きれい」という印象がありますが、既に製造から四半世紀が経過しています。その証拠に、すでに体質改善工事(体質改善30N)がなされています。
そして付け加えるなら、高運転台の103系も新製投入されたものだけではなく、他線区から移籍してきているようです。

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JR西日本の103系は車体番号などの表記に特徴があります。左側は国鉄時代から使用されているフォント、右側がJR西日本独自のもの。
今後、このフォントが増えるのでしょうか?
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by mickie