JR西日本 阪和線 004
【205系と205系1000番台と】
【撮影:2006年8月15日 浅香駅上りホーム】
浅香駅の上りホームに滞在すること1時間。この間やってくるのは103系や223系を中心に、221系、281系、381系ばかり。
どうしても撮影しておきたかった205系はやって来ませんでした。
ところがある瞬間から、立て続けにやって来たのです。それも3本も。
まずやってきたのは1000番台のH404編成。
この1000番台は阪和線専用仕様で、0番台と比べて正面窓の形状が異なります。助士席が下に大きく広げられているのですね。
これは乗務員室と客室との間にある窓にも言えること。つまりは車内から前方や後方の車窓が見やすくなっているのです。
他にも、走行性能が0番台より向上しているらしく、0番台と1000番台との混結はできないとか…
205系1000番台は103系とは別の運用になっているらしく、決まった時間にやってくるはずです。
ということはこのH401編成も、編成はともかく205系がやって来るのは当然?
205系1000番台が立て続けに2本やって来た後、次に到着したのは京阪神緩行線から移籍してきた205系0番台。初期型量産車です。
初期型である証、側扉の窓が若干小さいタイプになっていますね。
これはK601編成、6両編成ですが、もとは7両固定編成。阪和線に入線するにあたり、6両編成と8両固定編成に組み替えられたそうです。
阪和線に205系が就役したのは1988年のこと。鳳電車区(現在の日根野電車区鳳派出所)にクハ205-38を先頭とする編成が停車しているのを見て、阪和線への新製投入を予感しました。
この205系1000番台投入からすでに20年前後経過しているんですね。驚きました。
首都圏では埼京線や京葉線を中心に、まだまだ205系が主流といっても過言ではないでしょう。それだけに「いつもの電車」感は否めませんが、JR東日本のエリア以外でこの205系を見ることができるのは、この阪和線だけになってしまいました。
by mickie