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JR西日本 阪和線 009

【三国ヶ丘の切り通し】

【撮影:2006年8月16日 堺市〜三国ヶ丘間】

阪和線の堺市駅を南下すると徐々に切り通しのような構造になっていって、次の三国ヶ丘駅は掘割部にホームがあります。そしてその次の百舌鳥駅にいたる頃には再び地上に戻ります。
諸説あって、たとえば近くにある大山古墳(仁徳天皇陵)に配慮したとか、云々かんぬん言われているようですが、この半地下構造のおかげで主要幹線道路である府道大阪中央環状線や南海高野線と立体交差することになっています。

この日は堺市駅と三国ヶ丘駅の間、堺市立三国丘中学校近くにある跨線橋付近を訪れてみました。
まずは跨線橋から三国ヶ丘駅方面を見てみます。

まずは下りの関空・紀州路快速。最後尾は223系0番台でした。
関西空港へのアクセスとして、また大阪環状線内へのアクセスとして、今では阪和線の顔の一つになったように思います。
天王寺で大阪環状線か御堂筋線に乗り換えなければ大阪(梅田)駅に行けなかった時代からすれば、とても便利になりました。
将来は天王寺駅構内の渡り線も複線になり、直通列車が増えるとのこと。利用者としてはありがたいことです。ただ、天王寺駅の阪和線ホームは寂しくなりますね。

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今度は体質改善工事がほとんどされていない、初期型の面影を残す103系。各駅停車和泉砂川行きですね。
阪和線の天王寺発下り普通列車の行き先は多種多様でした。
鳳、和泉府中、東岸和田、熊取、日根野、和泉砂川、和歌山。
かつて区間快速が日中も頻繁に走っていた頃は、熊取以南まで直通する各駅停車はほとんどなかったと聞いたことがありますが、その区間快速が激減した今は、電車区のある日根野行きや和歌山行きが主流のようです。
「鳳」行きは個人的に色々な意味で思い入れがありますが、京浜東北線の103系を知る人にとっては漢字1字の行先表示に違和感を感じるのでは?

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上り線を特急くろしおが通過しています。振り子機構を有する381系は、低重心化のために屋根の上によく見られるベンチレーターや冷房の室外機がみられません。
とてもスッキリした屋根ですね。

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こちらは一見すると普通のくろしおと同じですが、ヘッドマークを見るとこの列車が「スーパーくろしお」だとわかります。基本編成+付属編成3両の9両編成でしょうか?
くろしおもスーパーくろしおも基本は381系6両。そして付属編成は381系3両。かつて両者の塗装が異なる時は、基本編成と付属編成の塗装が異なるという現象も起きていましたが、塗装を統一することでそうした「珍事」は見られなくなりました。
恐らく、そうしたことを考慮して塗装を統一したのでしょうね。

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103系高運転台仕様。体質改善工事(体質改善30N)を施されている編成。ベンチレーターと戸袋窓がないこと、かつてHゴムで押さえられていた部分が金属で押さえられていること以外はほぼ製造当初の外観を保っています。
そういえば、高運転台でスカイブルーの103系。関西エリアでは後にも先にも、この阪和線でしか見ることができなかったのではないでしょうか?

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せっかくなので、堺市駅方面に移動して後追いをしてみました。

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この日、ようやく遭遇した103系の快速。黒地に白抜き文字の行き先表示になってからは、まるで列車種別と行き先とが個別に幕回しされるかのようなデザインとなりましたね。

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この日は少し流し撮りの練習をしてみました。全くの素人、どんな風に撮影できるか不安でしたが、ここはデジタルカメラの強み。失敗しても「フィルムの」無駄はありません。

まずは上り関空・紀州路快速と、下り快速がすれ違う様子。223系の方にピントを合わせてみました。

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今度は下り103系。流し撮りと言うより、、、失敗作?

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とりあえず一番マシだと感じられたのが、この関空快速。なかなか難しいものです…

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by mickie