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JR西日本 阪和線 012

【阪和線を走る特急列車】

【撮影:2007年8月15日 浅香駅上りホーム】

現在、阪和線を走る特急は紀勢本線直通の「くろしお」系統と、関西空港行きの「はるか」の2系統があります。
特急くろしおの歴史は古く、JR阪和線のルーツである「阪和電気鐵道」時代の「黒潮号」にまで遡ります。
まだ国有化はおろか、南海鉄道(当時)に買収される以前に、国鉄紀勢西線まで直通していた、今で言うリゾート列車。
その後、阪和電鉄が南海鉄道に買収された後に国有化され、さらに紀勢本線が全線開通すると、天王寺から紀勢本線を経由して名古屋までぐるりと回る特急くろしおも登場しています。
1日1往復だけ設定されたという天王寺〜名古屋間の特急くろしおにはボンネット型のキハ81が割り当てられ、その終焉の地となったことも有名です。
1978年10月の紀勢本線新宮電化後、381系が新製投入され、以来30年近く走り続けています。
投入以来、ずっと国鉄特急色だったのですが、パノラマ型グリーン車を和歌山寄り先頭に連結した「スーパーくろしお」が登場すると専用塗装が設定され、さらに283系「スーパーくろしおオーシャンアロー(現・オーシャンアロー)」が登場してしばらくすると、特急運用に入る381系はすべて283系に準じた配色に塗装変更されたようです。

これはスーパーくろしお。パノラマ型グリーン車「クロ380」は阪和線内上りで最後尾になってしまいます。

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こちらはパノラマ型グリーン車を連結しないくろしお。よくみると少し長い、増結用編成を従えた9両編成ですね。
くろしおのヘッドマークは国鉄時代、絵入りのものが採用されて以来不変ですね。
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関西空港開港に併せて運行を開始した関空特急はるか。当初は全車指定席だったのが、現在は一部自由席も設定されているそうです。
天王寺発着は一切ないので、地上ホームに乗り入れることはないのでしょう。
基本は京都発着ですが、その後米原発着という列車も登場したそうで、乗り換えなしに阪和線内から新大阪・京都方面に向かうことができることから、「通勤特急」的な役割も担っているようです。

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by mickie