新幹線 008
【W5 JR500 WEST JAPAN(のぞみ50号/500系)】
【撮影:2007年5月6日 東京駅17番線】
新大阪駅を随分遅れて出発したのぞみ50号。新横浜到着の時点で若干は遅れを回復していたものの、定刻通りの到着は叶いませんでした。
それはまた致し方ないことであって…
さて、東京駅到着後、500系をじっくり観察してみました。意外と初めてのことです。
この角度から見てみると、先端がいかに尖っているかよくわかりますね。
型式番号のフォントはJR西日本の標準タイプ。そういえば、JR西日本所属の700系3000番台(B編成)もこのフォントでした。
そしてこれもまた、最近のJR西日本所属車らしい部分。500系と700系3000番台には表示されていますね。
この尖った先端はデザイン性を重視したものですが、正面下部の切り込み。ここが風の流れを調整して空気抵抗を減らすのだそうです。
まさにエアロダイナミクス!
そして、敢えて低運転台を採用した500系。デザインもさることながら、こちらも空気抵抗を減らすためのことだそうです。
0系・100系・300系のライトは前照灯と尾灯が同じものでしたが、500系以降は別のものとなりました。
真横から見るとなんだか不思議(苦笑)
客扱いを終え、車内点検を行っています。まだドアは開いているようです(赤い警告灯が点灯しています)。
1日の仕事を終え、あとは大井の車両基地に戻るのみ。
それにしても丸いなぁ。。。
この丸いボディに由来する、タイトな客室を敬遠する人も多かったそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、2007年7月1日の東海道山陽新幹線のダイヤ改正でN700系が旅客営業を開始し、JR西日本所属の500系が姿を消し始めます
丸みの強い独特の形状や、鋭い先端を持つために乗車定員が他型式と異なり容易に他形式での代走ができないなどの問題があるとのことで、JR東海としては扱いづらい存在だったのかもしれませんが、私個人は歴代の新幹線車両の中で一番大好きな車両です。
幸か不幸か、2007年の1月と5月、500系のぞみに乗車する機会がありました。
今でも少しは東京に乗り入れているらしいですが、東京駅始発のエースナンバー、のぞみ1号(1A)はすでに最新型のN700系になっているそうです。
東京からの完全撤退までにもう一度、じっくり撮影しておきたいですね。
by mickie